「金貸してくれない?」財布から金を抜いていた元彼。だが、別れた後の彼のお願いに思わず絶句
財布の中身が減り続けた理由
30代の頃、同い年の男性との交際は2年近く続いた。
気が合うと思っていた。話しやすくて、同じ年代ならではの感覚が合うところもあった。出会った当初は、仕事にも前向きで、将来の話もしていた。
でも一緒に過ごす時間が増えるほど、小さな違和感が積み重なっていった。
泊まりのたびに、財布の中が少し減っている。最初は気のせいだと流した。財布の管理が甘い自分のせいかと思い込もうとした時期もあった。けれど意識して確かめるようになると、やはりそうだった。
直接聞けなかった。聞けば終わりだと分かっていたから。
でも、知らないふりも続けられなかった。付き合い続けるほど、自分の気力がすり減っていく感覚があった。
我慢出来ずに別れを切り出したのは自分からだった。
彼は何も言わなかった。それが余計に、後味を悪くした。
身勝手な要求
別れてからしばらく経った夜、メッセージが届いた。
「金貸してくれない?」
意味がわからなかった。この後におよんで、まだお金を求めるのか。
拒否しても、無視しても、消えなかった。
別れた後のほうが、在籍していたときより重かった。日常に入り込んでくる感覚が、じわじわと気力を奪っていった。
自分が連絡先を持っている限り、縁は切れないのだと気づいた。
引っ越しの朝、通知が来なかった
仕事の都合で引っ越すことになった。連絡先を全てブロックして、新しい住所へ移った。
翌朝、スマートフォンを確認した。通知がなかった。
当たり前のことなのに、それだけで肩の力が抜けた。窓から差し込む朝の光が、何かちがって見えた。
あの2年間を悔やまないといえば嘘になる。
でも引きずっていた重さの正体が、別れた後も続いた連絡だったと気づいたのは、ブロックしてからだった。
縁を断ち切るのに、引っ越しという口実が必要だったことが、少し情けなくもある。
それでも、新しい朝に初めて息ができた気がした。自分で自分の環境を変えることが、こんなに楽になるとは思っていなかった。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














