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2026.06.16(Tue)

「次に必ず返すから!」何度もランチを奢らせたママ友。だが、我慢出来ずに距離を置いた結果

「次に必ず返すから!」何度もランチを奢らせたママ友。だが、我慢出来ずに距離を置いた結果

いつのまにか、私持ち

子どもが同じ習い事に通うママ友。出会った頃は感じがよくて、レッスンの帰りに二人でランチへ行くのが定番になっていた。

ところが、何度か続けるうちに、お金のことで引っかかりを覚えるようになった。会計のたびに、彼女はこう言うのだ。

「財布忘れちゃった。今日は立て替えてくれる?」

「次に必ず返すから」

「あ、うん。いいよ、払っとくね」

その「次」が来たことは、一度もなかった。立て替えが当たり前になり、私の財布からランチ代が出ていくのが、いつのまにか暗黙の了解みたいになっていた。

「いつもごめんね、助かるー」

明るくそう言われると、催促の言葉も飲み込むしかない。断れない自分も、嫌だった。誘いを受けるたび、財布の中身を気にする自分が、少しずつ嫌いになっていく。

そっと引いた一歩

ある日、私は決めた。

彼女を責めるのではなく、ただ自分が無理をしない付き合い方に変えよう、と。

次に誘われたとき、私は穏やかに伝えた。

「ごめんね、最近ちょっとバタバタしてて」

「えー、たまには行こうよ」

「うん、落ち着いたらね」

嘘ではなかった。実際、家のことで手一杯だった。それからは、二人きりのランチを少しずつ減らしていった。

誘いのたびに角を立てず、けれど流されもせず、やんわりと予定をずらしていく。

無理に縁を切ったわけではない。レッスンで顔を合わせれば挨拶は普通に交わすし、子どもの話もする。

ただ、自分の財布が痛む約束だけを、そっと手放しただけだった。

向こうから来た言葉

距離を置いてみると、世界は思ったより広かった。同じ教室の別のママと話が合い、気づけば一緒に過ごす時間が増えていた。

割り勘が当たり前で、誰も誰かに甘えない。その心地よさに、私はようやく息がつけた。

そんなある日、例のママ友のほうから声をかけてきた。少し気まずそうに、けれど真剣な顔で。

「最近あんまり話せてなかったね。私、ちょっと甘えすぎてたかも」

思いがけない言葉に、私は手にしていたバッグを持ち直した。距離を取ったことが、彼女にも何かを気づかせたのかもしれない。

「立て替えてもらったお金も、ちゃんと返したくて」

そう言って財布を取り出そうとする彼女を、私はやんわり止めた。

「ううん、それはいいの。これからは気楽にいこうよ。割り勘でね」

「うん。次は私が誘うね」

軽く笑ってそう返すと、彼女もほっとしたように頷いた。今では、お互いに財布を出すのが当たり前。一方的に背負っていた頃には戻れない、対等な関係に変わっていた。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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