「呼んでたって。何回も?」私と張り合っていた同級生。だが、同級生の最低な裏切りに気づいた瞬間
いつも私に張り合う女
学校に私をライバル視してくる同級生がいた。持ち物でも成績でも、何かにつけて張り合ってくる。
嫌味を、にやにやと笑いながら言ってくる人だった。
当時、私は彼の部屋に半ば住み込むような形で、半同棲をしていた。
ある日のこと。
その同級生から、なぜか妙に馴れ馴れしい匂いが漂っていた。
私が彼の部屋で毎日使っている化粧水と、まったく同じ香りだ。
減っていたのは化粧品だけじゃなかった
思い返せば、彼の部屋に置いた私の化粧水は、いつも妙に減りが早かった。
彼に聞いても、自分は使っていないと言うばかり。
その日、私は彼を問い詰めた。
最初は言い逃れをしていたが、やがて黙り込み、ぽつぽつと白状し始めた。
「君が学校行ってる間に、あいつを部屋に呼んでた」
「呼んでたって。何回も?」
「…ああ」
私のいない部屋で、二人は会っていた。
私の化粧品を、あの同級生が当たり前のように使っていたのだ。
早く減っていたのも、香りが移っていたのも、すべてつながった。
「私が大事にしてたもの、全部使ってたんだ」
怒りより先に、ぞっとした。
一番張り合ってきた相手が、一番近いところで裏切っていた。気づかないふりをして、にやにや笑っていた顔が頭をよぎる。
机に並べた証拠
翌朝、私は同級生を呼び止めた。
彼から聞き出した日付のメモを、目の前に並べた。
「この日もこの日も、あんた部屋に来てたよね」
彼女の顔から、いつもの余裕が音もなく消えていった。
「ちょっと、やめてよ」
「勝手に人の部屋に上がって、勝手に使ってたのはどっち」
「だって、彼が呼んだんだもん」
「呼ばれたら、人の彼氏のところに行くんだ」
痛いところを突かれた彼女は、反論の言葉を探して口ごもった。
さっきまで強気だった声が、だんだん小さくなっていく。
言い返そうとした彼女は、口を開いたまま声にならず、目を伏せた。
周りで聞いていた同級生たちも、白けた顔で彼女から離れていく。
いつも私にマウントを取っていた頃の勢いは、もうどこにもなかった。
「あの彼も、あんたにあげる。お似合いだよ」
私がそう告げて踵を返すと、彼女はその場に取り残されたままだった。
あれだけ突っかかってきた女が、それきり私に近づいてこなくなった。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














