tend Editorial Team

2026.07.03(Fri)

「相談のってあげる」と夫婦の悩みを夫に流す8年来の親友→友情を切った私が今いちばん穏やかな理由

「相談のってあげる」と夫婦の悩みを夫に流す8年来の親友→友情を切った私が今いちばん穏やかな理由

いつでも聞いてくれる人

結婚8年目、夫が休日まで仕事に出るようになりました。スマホを伏せて置く回数も、目に見えて増えていきました。

不安になるたび、私は学生時代からの親友に電話していました。彼女は何時間でも話を聞いてくれる人でした。

「相談のってあげる」

その一言に甘えて、夫の態度のこと、夫婦の温度差、寝室を分けた経緯まで、洗いざらい打ち明けていました。彼女だけが本当の私を分かってくれていると思っていたんです。

ところが、相談すればするほど、夫は私の言いそうなことを先回りで知っているようでした。

私が彼女にしか話していないはずの不満を、夫がぽろりと口にしたこともありました。

「なんで、それを知ってるの」

そう尋ねても、夫はうまくはぐらかすだけ。気のせいだと自分に言い聞かせながらも、胸の奥の違和感だけは消えてくれませんでした。

味方の顔をした裏切り

答えが分かったのは、入浴中でした。

洗面所の夫のスマホが光り、通知に親友の名前が浮かんだのです。

濡れた手で画面を確かめると、二人は数か月会い続けていました。そして私が彼女に打ち明けた悩みが、そっくりそのまま夫へ渡っていました。

「奥さん、これ気にしてるみたいだよ」

相談相手のふりをして私の心の内を集め、夫に手渡していた。味方だと信じた人が、いちばん深くまで切り込んできていました。

私は感情を押し殺し、数日かけて証拠を集めました。日付もメッセージも、消される前にと写し取りました。涙が出そうになるたび、ここで動かなければ何も変わらないと自分を奮い立たせました。

そろえた証拠を夫の前に並べると、彼は一枚ずつ目で追いながら、みるみる顔色を失っていきました。

「本気じゃなかったんだ」

夫の声は尻すぼみに小さくなりました。親友に電話で問いただすと、彼女もまた「こんなつもりじゃなかった」と繰り返すだけ。最後には言葉に詰まり、受話器の向こうが静かになりました。二人とも、自分を守る言い訳しか持っていませんでした。

「言い訳はもういらない」

私はそう告げて、二人に背を向けました。弁護士に相談し、離婚を決め、親友とも縁を切りました。

不思議と、悲しみより身軽さが先に来ました。気を遣う相手も、顔色をうかがう電話もない。

一人になった部屋で深く息を吸ったとき、こんなにも空気が軽いのかと驚いたほどです。

今がいちばん穏やかなのは、裏切り続ける人たちと同じ部屋にいなくて済むからだと思います。味方のふりに守られていると信じていた日々のほうが、ずっと苦しかったのだと、離れてみて初めて気づきました。

離れてよかった。心からそう言えるようになるまで、そう時間はかかりませんでした。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

RANKING

OTHER ARTICLES

NEW 2026.10.05(Mon)

「えー、かわいい!これ着る!」買い物に失敗したと思った母。数年後、娘を見て笑った理由
tend Editorial Team

NEW 2026.10.05(Mon)

「昨日のは、なんていう曲?」隣のお風呂の歌声を気にしていた私。だが、ママ友の一言で固まった理由
tend Editorial Team

NEW 2026.10.05(Mon)

「Mなら余裕だよ」とサイズ表を見なかった私。だが、届いたジャケットを長男が着て分かった勘違い
tend Editorial Team

RECOMMEND

2026.03.06(Fri)

年収1億超えでも審査落ち?大久保佳代子が明かす「芸能人と住宅ローン」の残酷すぎる格付け基準に絶句
tend Editorial Team

2026.04.21(Tue)

鈴木おさむ「自転車の法律変わりすぎて追いついていけない」と心境を吐露
tend Editorial Team

2026.05.21(Thu)

高市首相が飲食料品の消費税ゼロ法案提出を明言!物価高に苦しむ国民から期待と財政負担への懸念が噴出する混迷の行方
tend Editorial Team