「スマホ見たの?」浮気を問い詰められた彼。話し合いの末、別れた私の本音とは
飲み会の翌日に届いた通知
三年付き合った彼と同棲していた頃のことです。ある時期から、彼がスマホをテーブルに伏せて置くことが増えました。
それまでは部屋に置いたままお風呂へ行くことも珍しくなかったのに、最近は肌身離さず持ち歩くこともあります。私は少し気になりながらも、何も聞かずにいました。
ある金曜日、彼は「会社の人たちと飲んでくる」と言って出かけ、夜遅く帰宅しました。
翌日の土曜日。彼がシャワーを浴びている間、テーブルに置かれていたスマホの画面が光りました。
見るつもりはありませんでしたが、通知には女性らしい名前と短いメッセージが表示されていました。
「昨日は楽しかった。来週も二人で飲もうね」
思わず画面を見つめてしまいました。
昨夜は会社の飲み会だと聞いていました。それなのに「来週も二人で」という言葉があることに、強い違和感を覚えたのです。
その場で彼を問い詰めようとも思いました。ただ、勢いのまま聞いても「勘違いだ」と言われて終わってしまう気がしました。
そこで私は、通知に表示されていた女性の名前と文面を手帳に書き留め、その日は何も言わないことにしました。
数日後に確かめたこと
それから数日間、私は普段どおりに過ごしました。
次の週末、二人で家にいるとき、私はさりげなく聞いてみました。
「この前の金曜日、誰と飲んでたの?」
彼は特に動揺する様子もなく答えました。
「会社の人たちだよ」
そこで私は、通知に表示されていた女性の名前を口にしました。
「この人もいたの?」
彼の表情が一瞬だけ固まりました。
「ああ、その人ね。知り合いが連れてきた人。飲み会で一度会っただけだよ」
私は続けて聞きました。
「じゃあ、『来週も二人で飲もうね』っていうメッセージは何?」
彼は黙りました。
しばらくして、「スマホ見たの?」と小さな声で聞いてきました。
「画面に出てたよ」
そう答えると、彼は観念したように事情を話し始めました。
金曜日は確かに会社関係の人たちとの飲み会だったそうです。ただ、一次会が終わったあと、その女性と二人で別の店へ行っていました。
そこで連絡先を交換し、翌週にも二人で飲みに行く約束をしていたというのです。
「でも、まだ何もない。本当に軽い気持ちだった」
彼はそう繰り返しました。
私は女性と二人で飲みに行ったこと以上に、それを隠したまま「一度会っただけ」と言い切ったことが引っかかりました。
「最初からそう言ってくれればよかったのに」
そう伝えると、彼は何も答えませんでした。
同棲を終わらせることに
その日の夜、私は同棲を解消したいと伝えました。
彼は何度も謝り、「もう会わない」と言いました。それでも、一度失った信頼を元に戻せるとは思えませんでした。
翌日から、二人で今後のことを話し合いました。
住んでいた部屋は彼がそのまま使い続け、私が新しい部屋を探して出ていくことになりました。
急な引っ越しになることを気にした彼から、「今回の引っ越し代は自分が出す」と申し出がありました。
私はそれ以上のお金を求めるつもりはなかったので、実際にかかった引っ越し業者の費用を負担してもらうことで話をまとめました。
それから数週間後、新しい部屋が決まりました。
荷物を運び出し、最後に部屋の鍵を置いたとき、彼はもう一度「ごめん」と言いました。
三年付き合った相手との別れなので、もちろん寂しさはありました。
それでも新しい住まいへ向かう車の中では、不思議と気持ちが軽くなっていました。
あの土曜日、スマホに表示された一通の通知。もし見なかったことにしていたら、私はずっと小さな違和感を抱えたまま暮らしていたのかもしれません。
そう考えると、自分の気持ちをごまかさずに確かめてよかったと思っています。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














