「10分も、レジで話し続ける客」常連の長話に困った私。だが、店長に相談した結果
いつもの常連さん
コンビニでレジのアルバイトを始めて、しばらく経った頃のことです。夕方になると、決まった時間に来店する男性のお客様がいました。年の頃は四十代でしょうか、買い物のついでにひとことふたこと言葉を交わす、感じのいい常連さんでした。
はじめのうちは、それが接客のちょっとした楽しみでもありました。顔なじみのお客様と軽く言葉を交わすくらいは、どこの店でもよくあることだと思っていたのです。
ところが、その立ち話は、日を追うごとに少しずつ長くなっていきました。気づけば、その方は私のシフトに合わせて来店しているようでもありました。
終わらない立ち話
ある日の会計では、その方の話がなかなか終わりませんでした。天気のこと、商品のこと、話題は途切れることなく続きます。気がつけば、ずいぶんと長いあいだ、レジの前で立ち話が続いていたのです。
(10分くらい話してるよね)
あとで思い返すと、そう言いたくなるほどの長さでした。後ろにはお客様が並びはじめ、私は会計をさばくこともできず、ただ相槌を打つしかありませんでした。
接客業ですから、お客様の話を無下に遮ることはできません。けれど、ほかのお客様をお待たせしているのも事実で、私はいつも板挟みでした。
それでも、その方が話をやめる気配はありません。私が困っていることには、少しも気づいていないようでした。
店長に頼んで
このままではいけないと思い、私は店長に相談することにしました。特定のお客様との立ち話が長くて、レジがまわらずに困っているんです、と打ち明けたのです。
店長は、すぐに事情をくみ取ってくれました。それは大変だったね、と言って、私の勤務の組み方をていねいに見直してくれたのです。
その方が来店しそうな時間帯には、私はできるだけ品出しなど別の仕事にまわり、レジには先輩と交代で入るようにしてもらいました。
長話が始まりそうなときは、店長がさりげなく声をかけて、会計を引き受けてくれることもありました。
おかげで、私はあの長い立ち話から、自然と離れられるようになりました。だれかに押しつけたのではなく、店ぜんたいで負担を分け合う形にしてもらえたのが、なによりありがたかったのです。
ひとりで我慢を続けなくてよかった。相談したことで、私はまた気持ちよくレジに立てるようになりました。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














