「お元気ですか?」退職した同僚から届いたメッセージ。執着してきた理由に背筋が凍ったワケ
掛け持ちの同僚
私の職場に、いくつものパートを掛け持ちしているという男性がいました。
年の頃は四十代の後半、半年ほどのあいだ、私と同じシフトに入ることの多い相手でした。
はじめのうちは、とりたてて気になるところもありませんでした。
掛け持ちで忙しいのだろうと、むしろ感心して見ていたくらいです。
その印象が変わっていったのは、一緒に働く時間が増えてからのことでした。
姉に似ている、という言葉
その人は、私と同じ日に働きたがるようになりました。
私のシフトに合わせて希望を出しているらしく、気づけばいつも顔を合わせている状態だったのです。
ある日、その理由らしきものを、本人の口から聞かされました。
疎遠になってしまった姉に、私がよく似ているのだ、というのです。
会えなくなった身内を重ねられても、こちらとしては戸惑うばかりでした。
似ていると言われたところで、私はその人のお姉さんではありません。
顔を合わせるたびに姉の話を持ち出されるのも、正直こたえました。
だんだんと、その距離の詰め方が重く感じられるようになっていきました。
その人は、ほかのスタッフとも折り合いが悪かったようです。
やがてシフトを何度も飛ばすようになり、とうとう職場を去っていきました。
画面いっぱいの連絡
これで縁も切れるだろう、と思っていた矢先のことです。その人から、スマートフォンの画面いっぱいに綴られた、長い連絡が届きました。
「お元気ですか?」
お元気ですか、という挨拶に始まり、こまごまとした近況がびっしりと続いていました。
それが、二度もくり返し送られてきたのです。
もう一緒に働いてもいない相手から、これほど熱のこもった連絡が来る。
応じれば、また執着が始まる気がして、私は返事をする気になれませんでした。
だから私は、迷わずその相手をブロックしました。長い連絡ごと、すっぱりと関係を断ち切ったのです。冷たいとは思いませんでした。
自分の生活を守るためには、そうするしかなかったからです。
線を引いてしまえば、気持ちは驚くほど軽くなりました。無理に相手に合わせて我慢する必要など、どこにもなかったのだと、今でははっきり思えます。自分の心を守る選択に、迷う理由はなかったのです。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














