「親孝行でもしなさい、暇なんだから」就職活動中に親戚の集まりに参加した私。だが、失礼な質問に思わず言い返した
仕事を探している私を、おばは「暇」だと言った
就職活動を続けていた頃、親戚の集まりに呼ばれました。私が仕事を探している最中だということは、親戚にも伝わっていました。
近況を聞かれるたびに「まだ探しているところです」と答えるのは、思っていた以上に気を使います。
そんな中でも祖母だけはいつもと変わらず、私の皿に料理を取り分けながら「ちゃんと食べてる?」と笑ってくれました。
料理が半分ほど減った頃、おばが私に向き直りました。
「親孝行でもしなさい、暇なんだから」と言われました。
おばにとっては、仕事に出ていない時間は自由に使える時間という感覚だったのかもしれません。
ただ、求人を探し、書類を送り、面接の連絡を待つ毎日を過ごしていた私には、「暇」とひとまとめにされたことが引っかかりました。
祖母のことは好きです。頼まれなくても会いに行きたいと思っています。
だからこそ、仕事をしていないことと祖母への気持ちを一緒にされたくありませんでした。
「働こうとしている人に、その頼み方はしないでほしいです」
黙っていた私が、初めて言い返した
私がそう返すと、おばは少し驚いた顔をしました。
「でも今は仕事がないんでしょう。だったら、家族のために時間を使ってもいいじゃない」
悪気なく言っているように見えたからこそ、私はここで黙れば、これからも同じように決めつけられる気がしました。
「仕事が決まっていないからといって、何もしていないわけではありません。それに、私の時間をどう使うかは自分で決めたいです」
声を荒らげたわけではありません。それでも、それまで言い返したことのなかった私の言葉に、おばはそれ以上何も言いませんでした。
しばらくすると別の親戚が違う話題を出し、座敷には少しずついつもの会話が戻ってきました。
帰り際、祖母は私の袖を軽く引き、「また顔を見せてね」と言いました。
「うん。また来るね」
祖母に会うのは義務だからではなく、私が会いたいからです。仕事が決まっていない時期も含めて、自分の時間や生き方を他人の一言だけで決められる必要はないのだと、あの日初めて口に出して思いました。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














