「子どもいないと暇でしょ」と笑われたママ友の集まり。友人が帰る直前まで我慢していたこと
子どもがいない私たちが、誘われた集まりへ
私も友人も、結婚して何年もたちますが子どもはいません。
周りの友人が子ども中心の付き合いに移っていくなかで、二人でよく「新しく友達をつくるのって難しいね」と話していました。
ある日、友人が知り合いからママ友の集まりに誘われました。一人で参加するのは心細いというので、私も一緒に行くことになったのです。
会場は休日のファミレスで、つなげたテーブルを15人ほどが囲んでいました。
私たちは端の席に座り、注文を済ませました。
「お二人とも、お子さんは?」
「いないんです。今日は知り合いに誘ってもらって」
友人が答えると、真ん中に座っていた華やかな女性が「へえ」と短く返しました。
周囲とのやり取りを見るかぎり、その女性が会の中心になっているようでした。
しばらくすると、その女性が向かい側の人に声をかけました。
「ねえ、コーヒー取ってきてもらっていい?」
頼まれた人は黙って席を立ち、コーヒーを持って戻ってきました。
ところが少したつと、また同じ女性が声をかけます。
「ごめん、もう一杯お願い」
その人は二度目も何も言わずに立ちました。自分の飲み物はまだないようでした。
「あの人、自分の分まだ飲んでないよね」
私が小声で言うと、友人は少し困ったような顔でうなずきました。
帰りぎわ、友人が振り返った
その後も、夫の役職や住まいの話などが続きました。
1時間ほどたったころ、友人が財布を出し、自分たちの分として少し多めのお金を誘ってくれた知り合いに預けました。
「先に帰るね。今日はありがとう」
私たちが立ち上がると、中心の女性がこちらを見て笑いました。
「もう帰るの?子どもいないから暇でしょ、早くない?」
周りからも笑い声が聞こえました。
友人は一瞬黙ったあと、振り返りました。
「そういう言い方、私は好きじゃないな。それと、飲み物くらい自分で取りに行ったほうがいいと思うよ」
それまで続いていた笑い声が止まりました。
中心の女性は何も言わず、視線をテーブルへ落としました。向かいに座っていた人は少しだけ口元をゆるめると、今度は自分の飲み物を取りに席を立ちました。
店を出て車に乗ると、友人が運転席で小さく息をつきました。
「ごめんね。付き合わせちゃって」
「ううん。でも、さすがにあれは嫌だったね」
私がそう返すと、友人もようやく笑い、エンジンをかけました。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














