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2026.03.16(Mon)

「どうしたんだい?迷子かな」小学生の頃、道に迷った私に声をかけた男性。後日、父から告げられた事実に寒気がした

「どうしたんだい?迷子かな」小学生の頃、道に迷った私に声をかけた男性。後日、父から告げられた事実に寒気がした

「道に迷ったの?」救いの手は、二階の角部屋から

小学生の頃、親の用事で一人、見知らぬ道を歩いていた時のことです。

目的地はなんとなく分かっているつもりでも、曲がり角を一つ間違えれば、子供の目にはもうそこは迷路。

右も左もわからず、私は途方に暮れていました。

「あれ……おかしいな。こっちだと思ったんだけど」

似たような景色が続く住宅街。

心細さが募り、足が止まったその時です。

すぐ脇に建つ古いアパートの二階から、ガチャリと扉の開く音が響きました。

「どうしたんだい?迷子かな」

声をかけてきたのは、部屋から出てきたばかりの穏やかそうなおじさん。私は飛びつくように尋ねました。

「あの、〇〇に行きたいんですけど、道がわからなくなっちゃって……」

「ああ、そこなら簡単だよ。この道をまっすぐ行って、突き当たりを右に曲がればすぐそこだ」

「本当ですか!ありがとうございます!」

おじさんは優しく微笑み、丁寧に道を指し示してくれました。

その安心感といったらありません。私は何度もお辞儀をして、教えられた通りに走り出しました。

おじさんの言葉に嘘はなく、迷うことなく目的地へ到着。無事に用事を済ませることができたのです。

「ありえないよ」父の口から告げられた戦慄の事実

数日後、同じ道を親と一緒に歩いていた時のこと。

あのアパートが見えてくると、私は得意げにあの日の出来事を話しました。

「あ!お父さん見て、あの二階の角部屋!この前道に迷ったとき、あそこから出てきたおじさんが助けてくれたんだよ」

感謝を込めて指さした私に対し、父は怪訝な表情を浮かべて立ち止まります。

「……え? あの部屋から人が出てきたって?」

「うん、そうだよ。すごく優しいおじさんだった」

すると、父の顔からみるみるうちに血の気が引いていきました。

実は父、そのアパートが契約しているガス会社に勤めていたのです。

「それは、絶対にありえない。だってお父さん、そこの入居状況を仕事で把握してるけど、その部屋はもう2年以上前から空室なんだから」

「えっ……? でも、だっておじさんは確かに扉を開けて……」

「ガスも電気も、ずっと止まったままなんだ。人が住める状態じゃないし、誰かが入っているはずがないんだよ」

あの日、私のために扉を開けて出てきたあのおじさんは、一体どこからやってきたのでしょうか。

今思い出しても、あの穏やかな笑顔に、言葉にできない寒気が走ります。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、20代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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