ママ友「やだ、間違えて送っちゃった」私だけ外したランチ会の写真。だが、写真の内容を詰めると
数に入っていなかった私
送り迎えで顔を合わせるママ友グループ。気づけば私だけ、ランチ会の誘いから外れていた。
はっきりしたのは、仕切り役のママの操作ミスだった。グループのトークに、ランチ会の写真が一枚届いたのだ。
「やだ、間違えて送っちゃった」
慌てて消されたが、もう遅い。テーブルを囲む四人の後ろに、空いた一席。
そこに座るはずだった私は、最初から数に入っていなかった。
翌日、彼女はあっさりこう言った。
「人数の関係で、声かけられなかったの」
その説明を、私は黙って受け取った。
けれど誘われない日々は、それからも続いていった。
たまたまじゃないよね
あるとき、グループの別のママがそっと打ち明けてくれた。
「あの席でね、おたくの家庭のこと、けっこう話題になってたよ」
「私のいないところで?」
「うん。言いにくいんだけど、知っておいたほうがいいと思って」
私のいない場所で、家のことまで広げられていたらしい。それでも私は、声を荒げなかった。波風を立てるより、確かめたいことが一つだけあった。
次にまた言い訳が始まったとき、私は静かに切り出した。
「この前の写真、6人席に5人で座ってたよね」
仕切り役のママは、それでも笑顔を崩さずに言い返してきた。
「たまたまだよ」
「たまたま、一席だけ空けて?」
私が静かに重ねると、彼女の声がそこで途切れた。視線が私の顔から逃げて、隣のママへ、足元へと泳いでいく。
周りで聞いていた人たちも、気まずそうに口をつぐんだ。一席空けてまで誰かを外すことが、たまたまで済むはずもなかった。
無理に座らなくていい輪
私は、それ以上は責めなかった。詰め寄っても、虚しくなるだけだと分かっていた。
「これからは、私のこと気にしないでね」
そう笑って告げて、その輪からそっと離れた。引き止める人は、誰もいなかった。それでよかった。
大人数に合わせることをやめると、不思議と気持ちが軽くなった。
気の合う少数のママたちと過ごす時間のほうが、ずっと自然に笑えた。誰かの顔色をうかがって席を数える必要も、もうなかった。
そのうち、元のグループにいた一人がこぼした。
「ほんとはね、あの仕切られ方、みんな窮屈だったんだよ」
「やっぱり、そうだったんだ」
誰かを一人外して成り立つ輪に、無理して座っている必要なんてなかった。今でも園で仕切り役のママと会うけれど、彼女はもう人数の話を持ち出さない。目が合うと、ぎこちなく頭を下げて、足早に通り過ぎていく。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














