「またペーパー替えてないじゃない!」トイレットペーパーを少しだけ残す夫。ブチギレた妻が仕掛けた逆転劇
ほんの少し残ってるトイレットペーパー
「…まただ。本当に信じられない」
トイレに入った私の目の前には、芯の周りにへばりつくように、少しだけ残されたトイレットペーパー。
なぜ、あと数センチのところで新しいロールに替えないのでしょうか。
毎回毎回、絶妙な薄さまで使い切り、次の人のために替えるという発想が彼には全くありません。
新しいものを取り出し、古い芯をゴミ箱に捨てる。そのわずか数秒の手間を、当然のように私に押し付けてくるのです。
「ちょっと!またペーパー替えてないじゃない!」
リビングでスマホをいじってくつろぐ夫に文句を言っても、画面から目を離そうともしません。
「あー、ごめんごめん。気付かなかったわ。次は替えるからさ」
その言葉に嘘しかないことは、これまでの結婚生活で嫌というほど学んでいます。
密室から響く情けないSOS
ある休日の午後。
「トイレ、トイレ」と夫が少し慌てた様子で、トイレに駆け込もうとしているのが目に入りました。
その瞬間、私の中で何かが弾け、悪魔がニヤリと微笑んだのです。
「今度こそ、きっちり思い知らせてやる」
夫はトイレにスマホを持って行くのを知っていた私は、急いでトイレの前へ移動。
そして、備え付けの収納棚を開け、ストックしてあった新品のトイレットペーパーをすべて両腕に抱え込みます。
そのまま別室へ向かい、クローゼットの奥深くへと完璧に隠し去りました。
もちろん、今トイレのホルダーにかかっているのは、彼自身が放置したペーパーのみ。逃げ場のない密室の完成です。
数分後。静寂に包まれた家の中に声が響き渡りました。
「……おい!ちょっと!!」
ドアの向こうから聞こえるのは、明らかに焦燥感に駆られた夫の声。
「紙がない!なあ、助けてくれ!!」
情けないSOSを聞きながら、私はリビングのソファに深く腰掛け、ゆっくりと淹れたてのコーヒーをすすります。
扉を叩く音が激しさを増していますが、助ける義理などありません。
自分で招いた大ピンチは、自分で乗り越えてもらうしかありません。最高に胸がすく、痛快な休日の昼下がりでした。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














