「子供が欲しい」と語る夫。だが、夫が明かした事実に思わず離婚届を出した
300万円の年収の夫
結婚してしばらく経った頃、現夫の年収が300万円ほどだと知りました。
それだけでも驚いたのですが、彼は明るい声でこう繰り返してくるのです。
「子供が欲しい」
マイホームの話まで一緒に出てきて、私はその場で立ち尽くしました。
私はもともと子供を望むタイプではなく、再婚の段階でもその意志は変わっていません。
それでも彼の表情には、そうした私の気持ちを汲む様子が一切ありませんでした。
具体的な家計の話や、これから先の生活設計を尋ねても、明るく笑って流すばかりだったのです。
「子供が欲しいと言うなら、私は産まないと決めているとはっきり言うね」
そう告げると、子供の話題は一旦止まりました。
話せばわかる人なのかもしれない。
そう自分を納得させて、生活を続けようとしたのです。けれどしばらくすると、その判断が甘かったと思い知らされました。
前妻との子に養育費を払っていなかった現夫
違和感が確信に変わったのは、雑談の流れで彼が漏らした一言でした。
「養育費はちょっと払えてなくてさ」
前妻との間に認知済みの子がいて、何年も一度も養育費を支払っていない。
その子は特別な配慮が必要な状況にあると聞き、私の頭は真っ白になりました。
最も責任を持つべき相手から完全に目を逸らしながら、新しい妻との子を望み、無計画に家を建てたいと言う。
その矛盾の重さに、私は絶句しました。
(この人は、自分にとって都合の悪い現実をまるごと見ない人だ)
過去の責任を放置したまま、明るい未来だけを語る姿。
それが私には何よりも怖く感じられました。穏やかな笑顔の奥にあるのは、悪意ではなく、現実を直視する力の欠如です。
むしろ自覚がない分、何が起きても変わらないだろうと察してしまいました。彼にとっての過去は、なかったことになっているのかもしれません。
私は離婚を切り出しました。
話し合いは思いのほか淡々と進み、彼は最後まで何がいけなかったのか理解していない様子でした。
書類を交わし終えた帰り道、ようやく深く息を吐けた感覚を覚えています。
あの軽い口調と無邪気な笑顔は、今でも思い出すたびに背中をひやりとさせるのです。
誰かと一緒に暮らすかどうかを決める時、見るべきは収入でも肩書でもなく、「過去にどう向き合っているか」だと身に沁みて学びました。
逃げる癖がついた人は、新しい関係でも同じことを繰り返すのだろうと、今は冷静に思っています。少しでも引っかかる感覚がある時は、勇気を持って立ち止まる。それが自分を守る唯一の道なのです。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














