tend Editorial Team

2026.07.30(Thu)

「ここの電車で会うと、思ってたんだ」仕事の相談に乗った同僚。後日、同僚の行動に思わず絶句

「ここの電車で会うと、思ってたんだ」仕事の相談に乗った同僚。後日、同僚の行動に思わず絶句

いつも把握されていた

その同僚と親しくなったのは、七、八年前のことでした。

きっかけは、ちょっとした仕事の相談だったと思います。

親しくなるにつれ、彼女は私の動きをよく知るようになりました。

私が席を立った時間、昼食に出た店、退勤の時刻。指摘されるたびに、見られているのだと気づかされます。

連絡もよく来ました。返事が遅れると、続けて何通も届きます。ただ、そのころはまだ、面倒だなと思う程度でした。

はじめて言い当てられたときは、たまたまだと思いました。

二度、三度と重なって、ようやく違和感に変わります。私が話した覚えのないことを、彼女は当たり前のように知っているのです。

誰にも話していない予定

ある休みの日、出先の駅で彼女とばったり会いました。その駅は、家からも職場からも離れた街です。休みの日に、ふと足を伸ばしただけの場所でした。改札を出たところで、向こうから声をかけてきます。

「ここの電車で会うと、思ってたんだ」

私はその日、どこへ行くとも、何時に出るとも、誰にも話していませんでした。家族にすら伝えていません。

頭の中で、話した相手を一人ずつ数えました。何度数えても、答えは同じです。

私はその予定を、口に出していないのです。

もしかしたら、以前どこかで漏らしていたのかもしれない。そう考えて記憶をたどっても、やはり心当たりはありません。彼女に予定を伝えた場面が、どうしても思い出せないのです。

言葉が出なかった

どうして知っているのか。喉まで出かかった問いは、声になりませんでした。私はただ、思わず黙り込んでしまいます。

何か言い返せば、話がもっと長くなる気がしました。

それ以上に、この人はどこまで知っているのだろうという思いが、口を重くします。

私はうまく笑うことすらできませんでした。

彼女は気にする様子もなく、いつもの調子で話し続けています。

その笑顔が普段どおりであることが、かえって落ち着きませんでした。

それから私は、仕事以外の連絡に返事をするのをやめました。しばらくして異動が決まり、顔を合わせる機会も自然と減っていきます。

連絡が途絶えて、もう何年も経ちました。あの日、話してもいない予定をどうして言い当てられたのか。その答えだけは、今も宙に浮いたままです。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

RANKING

OTHER ARTICLES

NEW 2026.11.03(Tue)

「あら〜、お菓子の山ね!」と戸棚を荒らす息子を笑って眺めるママ友。私が真顔で告げると、ママ友の余裕が崩壊
tend Editorial Team

NEW 2026.11.03(Tue)

「先に払うもんじゃないの?」コンビニで連れの女性に驚いた男性。レジで明らかになった思わぬ行動
tend Editorial Team

NEW 2026.11.03(Tue)

「予約サイトの写真とイメージが違う」旅館の部屋に不満を訴えた客。スタッフが予約画面を見せると、突然黙り込んだ理由
tend Editorial Team

RECOMMEND

2026.01.27(Tue)

「こっち向けよ!」とペットショップで騒ぐ子供。注意すると、母親の呆れた言い訳が…【短編小説】
tend Editorial Team

2025.11.19(Wed)

北村晴男氏「この政党は間も無く消えると思います」と私見→「時間の問題」「私もそう思います」と賛同の声集まる
tend Editorial Team

2025.08.17(Sun)

「PLANT懐まつり」が昭和のレトロ感あふれる商品とイベントで夏の思い出作りをサポート
ぷれにゅー