tend Editorial Team

2026.08.04(Tue)

「母さんの家、直すことにしたから」義実家のリフォーム代を勝手に出そうとした夫。あまりの金額に思わず絶句

「母さんの家、直すことにしたから」義実家のリフォーム代を勝手に出そうとした夫。あまりの金額に思わず絶句

相談もなく決まっていた話

義父が亡くなってから、二度目の冬を迎えた頃のことです。

夕食を食べていると、夫が思い出したように口を開きました。

「母さんの家、直すことにしたから」

私は箸を止め、夫の顔を見ました。

義母が一人で暮らしている実家は、築年数が古く、以前から屋根や水回りの傷みが気になっていたそうです。

「直すって、どこを?」

「屋根と風呂、それから台所。見積もりは500万円くらい」

あまりの金額に、すぐには言葉が出ませんでした。

さらに驚いたのは、夫がすでに業者と具体的な話を進め、リフォームローンの相談までしていたことです。

「そんな大きなお金のこと、どうして先に相談してくれなかったの?」

私が尋ねると、夫は不思議そうな顔をしました。

「自分の母親のことなんだから、俺が何とかするのは普通だろ」

義母を助けたいという気持ちは、私にも理解できます。

けれど、返済によって影響を受けるのは、夫だけではありません。毎月の生活費や貯金、これから必要になるお金にも関わる話です。

それを相談する必要がないと言われたことが、私は何よりもショックでした。

負担するのは誰なのか

後日、夫が持ち帰った見積書を確認すると、工事内容は屋根の補修や浴室の交換、古くなった台所設備の入れ替えなどでした。

たしかに、いずれ修理が必要になる箇所だったのだと思います。

ただ、500万円をすべて私たちが負担することには、どうしても納得できませんでした。

夫には、きょうだいがいます。

そこで私は、義母本人の希望や貯蓄状況を確認し、きょうだいも含めて一度話し合うべきだと伝えました。

「母さんにお金を出させるつもりなのか?」

夫は不機嫌そうに言いました。

「そうじゃないよ。誰が、どこまで負担できるのかを確認したいだけ。私たちだけで決められる額ではないでしょう」

私たちには、まだ自宅の住宅ローンが残っています。

家電の買い替えや将来のための貯金も必要です。そこへ新たな返済が加われば、家計に余裕がなくなるのは明らかでした。

話し合いは何度も平行線になりました。

夫は、義母に不自由な思いをさせたくないと言います。

私は、義母への援助そのものに反対しているわけではなく、夫婦のお金を一人で決めないでほしいと伝え続けました。

工事を始める前に

最終的に、夫はローンの申し込みをいったん見送ることにしました。

義母と夫のきょうだいにも事情を話し、家の状態をあらためて確認することになったのです。

すぐに直す必要がある屋根の一部だけを先に修理し、台所や浴室については、義母の希望を聞きながら順番に検討することになりました。

費用についても、義母の貯蓄から無理のない範囲で出し、残りは夫ときょうだいで分担する方向になりました。

結果として、当初の500万円をすべて私たちが借りる話はなくなりました。

それでも、私の中に残ったわだかまりが、すぐに消えたわけではありません。

義母の家を直すことよりも、夫が私に相談する必要はないと考えていたことが、今でも引っかかっています。

家族を助けたい気持ちは大切です。

けれど、そのために夫婦の生活へ影響が出るのなら、決める前に話し合うのが当然ではないでしょうか。

あの出来事をきっかけに、私たちは大きなお金を動かすときのルールを決めました。

一定額を超える支出や借り入れは、理由にかかわらず、必ず二人で確認してから進めること。

当たり前の約束かもしれません。

それでも私たち夫婦には、その当たり前を言葉にする必要があったのだと思います。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

RANKING

OTHER ARTICLES

NEW 2026.11.05(Thu)

「試着室で着ただけよ!」返品を求める女性客。店長が白いカバーを取り出すと、急に口をつぐんだ理由
tend Editorial Team

NEW 2026.11.05(Thu)

「来月も、誰かの家で出前でいいよね?」と毎回人の家を会場にするママ友。友人と二人で返した日、表情が一変した
tend Editorial Team

NEW 2026.11.05(Thu)

「俺、ここの店長と知り合いなんだよね」料理の遅さを理由に高いお酒を要求する男性客。店長が直接対応すると、急に勢いを失った
tend Editorial Team

RECOMMEND

2026.10.28(Wed)

「車の前に、ひとりで立ってたから」小児科で姿を消した2歳の息子。だが、見つけてくれた見知らぬ女性の説明に血の気が引いた
tend Editorial Team

2026.01.13(Tue)

人気クリエイターしなこが30歳目前の告白 10年前の成人式を欠席した理由と「自分を好きになる」ための軌跡
tend Editorial Team

2026.08.24(Mon)

「え、袋ってお金かかるの?」延々と文句を言われ続けた私。後日、お客様相談室の係員から聞いた一言とは
tend Editorial Team