「パートなんだよね?予定を合わせやすかったりしない?」役員を押し付けられそうになった私。だが、返した正論とは
何気ない一言が、少しずつ引っかかるようになった
同じ小学校の学童を利用しているママ友の中に、よく話す人がいました。最初は気さくで、送り迎えのときに会えば自然と立ち話をするような間柄でした。
ただ、付き合いが長くなるにつれて、ときどき言葉に引っかかるようになりました。
子どもの習い事の話をしていたときも、私が今通っているクラスを話すと、彼女は少し驚いたように言いました。
「あ、まだそのクラスなんだ。うちはこの前、上のコースに変わったよ」
ただ報告しているだけなのかもしれません。それでも、言われるたびに比べられているような気がして、私は曖昧に笑って話題を変えていました。
ある日、何気ない連絡の中で、私が「最近仕事が忙しくてバタバタしてる」と送ったときのことです。
返ってきたのは、「まあ、みんな忙しいからね」という一言でした。
間違ったことを言われたわけではありません。それでも、その返事を見た瞬間、なぜかそれ以上話す気になれず、私は短く返してやり取りを終えました。
役員決めで、突然こちらを向かれた
そんなことが続いたあと、学童の保護者会がありました。その日は次年度の役員を決めることになっていて、立候補者がいなければ、最後はくじ引きで決める予定でした。
なかなか手が挙がらず、少し気まずい空気が流れていたときです。
彼女が私のほうを見て言いました。
「パートなんだよね?少しは予定を合わせやすかったりしない?」
突然名前を出されたわけではありませんでしたが、周囲の視線がこちらに集まりました。
私は一瞬、いつものように笑って流そうかと思いました。
けれど、パートだから自由に休めるわけではありません。勤務する曜日も時間も決まっています。それに、もともと役員は特定の誰かに任せるのではなく、決められた方法で選ぶことになっていました。
そこで私は、なるべく普通の口調で返しました。
「私も勤務時間は決まっています。いつもどおり、くじで決めませんか」
少し間があったあと、近くにいた保護者が「そのほうがいいと思う」と言いました。
別の人も「じゃあ、くじにしましょうか」と続き、そのまま予定どおり役員を決めることになりました。
彼女は「そうだね」と短く返し、それ以上私に役員を勧めることはありませんでした。
無理に仲良くしなくてもいいと思えた
結局、その日はくじ引きで役員が決まり、保護者会もそのまま終わりました。
大きな言い争いになったわけでも、彼女との関係が完全に切れたわけでもありません。
ただ私は、それ以降、必要以上に自分の仕事や家庭のことを話さないようになりました。送り迎えで会えば挨拶をして、必要なことがあれば普通に話します。それくらいの距離が、私にはちょうどよかったのです。
子ども同士は今も仲良くしています。親同士まで無理に近い関係でいる必要はない。そう思えるようになってから、学童への送り迎えもずいぶん気楽になりました。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














