「人が映り込んじゃって写真が撮れない」混雑した待ち列で撮影を続ける3人組。だが、スタッフの注意で一転した空気
狭い待ち列で始まった写真撮影
友だちとテーマパークへ遊びに行った日のことです。
お昼になり、レストランで食事をしようと列に並んでいました。
入口へ続く通路は狭く、前後の人との間隔もほとんどありません。
私たちの前には、おそろいの衣装を着た女性3人組が並んでいました。
しばらくして列が止まると、3人はその場で写真を撮り始めました。
撮影役の女性が列の後ろ側へカメラを向けるため、すぐ後ろにいる私たちも背景に入ってしまいます。
私もできるだけ顔をそらしましたが、後ろにも人が並んでいて、移動できる状況ではありませんでした。
すると、撮った写真を確認した女性が、こちらを見て言いました。
「ちょっと、写っちゃってるんですけど」
私は困りながら答えました。
「すみません。後ろも詰まってるので、動けなくて…」
しかし、女性は返事をせず、またカメラを構えました。
撮影しては画面を確認し、気に入らない様子でため息をつく。それを何度か繰り返していました。
そして、女性が不満そうに言いました。
「人が映り込んじゃって写真が撮れない」
さらに、私たちのほうを見て吐き捨てるように続けたのです。
「早く行けよ、本当にダルい」
あまりの言い方に驚きました。
そもそも私たちの前にはその3人組がいて、さらに先の列も詰まっています。
早く行けと言われても、行きようがありません。
隣の友だちも困った顔をしていましたが、これ以上言い返してトラブルになるのも嫌で、私たちは黙っていました。
スタッフに注意された3人組の反応
そのとき、近くで列を整理していた女性スタッフが、3人組のところへやってきました。
撮影している様子に気づいたようで、穏やかに声をかけました。
「すみません。列の中での撮影はご遠慮いただいています」
すると、撮影していた女性は不満そうな顔をして言いました。
「でも、後ろの人が写っちゃうんですけど…」
スタッフは落ち着いた口調で答えました。
「後ろのお客様も順番に並んでいらっしゃいますので」
そして、続けて案内しました。
「お写真は、お食事のあとに外の広場でお願いします」
女性は何か言いたそうな表情を浮かべましたが、それ以上は言い返さず、カメラを下ろしました。
ほかの2人も黙って前を向き、撮影はそこで終わりました。
さっきまで何度も文句を言っていたのに、急に静かになったので、少し拍子抜けしてしまいました。
すると、友だちが私の袖を軽く引き、小声で言いました。
「急に静かになったね」
私も小さくうなずきました。
やがて列が進み始め、私たちもそのまま順番を待ちました。
写真を撮りたい気持ちは分かります。ただ、狭い列の中では、周りの人も簡単には動けません。
スタッフが冷静に声をかけてくれたおかげで、それ以上嫌な思いをせずに済み、ほっとしました。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














