「それ本物?」母から譲り受けたバッグを偽物扱いするママ友。言い返せずにいた私を救った、隣のママの一言
お迎えのたびに始まる持ち物チェック
幼稚園のお迎えの時間になると、門の前にはいつものママたちが集まります。
私も子どもが出てくるまで、そこで立ち話をするのが日課でした。
ただ、その中に少し苦手なママ友がいました。
人の服や持ち物をよく見ていて、気づいたことをすぐ口にする人です。
「そのスカート、アウトレットで見たよ!」
「そのポーチ、プチプラだよね」
本人に悪気があるのかは分かりませんが、そんなことを言われると返事に困ります。
私もいつも適当に笑ってやり過ごしていました。
ある日、母から譲り受けたバッグを持ってお迎えに行きました。
母が若いころから大切にしてきた、少しいいバッグです。
古いものですが、状態もよく、私も気に入っていました。
数日前には、よく隣で話すママに「母から譲ってもらったんだ」と話したばかりでした。
バッグを偽物扱いされた私に、隣のママが一言
いつものように門の前で話していると、苦手なママ友が私のバッグに目を留めました。
「あれ、今日なんかいいバッグ持ってるね」
「ああ、これ?母からもらったんだ」
するとママ友はバッグをじっと見て、少し笑いながら言いました。
「へえ。それ本物?最近、よくできた偽物もあるって聞くし」
「えっ…」
まさかそんなことを聞かれるとは思わず、言葉に詰まりました。
母が大事に使っていたバッグなのに、どうしてそんな言い方をするのだろう。嫌な気持ちになりましたが、何と返せばいいのか分かりません。
すると、隣にいたママが会話に入ってきました。
「あ、それって前に話してた、お母さんのバッグ?」
「うん、そうだよ」
「きれいに使ってたんだね。上品で素敵」
「ありがとう。私も気に入ってるんだ」
すると、近くにいた別のママも「うん、似合ってるね」と言ってくれました。
思いがけず褒めてもらえて、私は少しほっとしました。
一方、偽物かと聞いてきたママ友は、何となく気まずそうな表情になっていました。
「ふーん、そうなんだ…」
そう言って引きつった笑いを浮かべると、目をそらしました。
誰も偽物かどうかという話には乗らず、そのまま別の話題に移りました。ママ友も、それ以上バッグについては何も言いませんでした。
それ以来、そのママ友が私の持ち物に口を出すことはなくなりました。
あのとき、隣のママがさりげなく声をかけてくれたことが、今でもうれしく思えます。
母から譲り受けたバッグは、これからも大切に使っていくつもりです。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














