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2026.10.30(Fri)

「先生にお菓子で取り入ってるよね」と悪口を広めるボスママ。半年後、体育館の練習に来なくなった理由

「先生にお菓子で取り入ってるよね」と悪口を広めるボスママ。半年後、体育館の練習に来なくなった理由

「先生にお菓子で取り入ってるよね」と悪口を広めるボスママ。半年後、体育館の練習に来なくなった理由

ベンチで始まる悪口

ボスママは、先生に褒められた子の親の悪口を広めていました

ボスママは、先生に褒められた子の親の悪口を広めていました

子どもが通うバスケ教室は週に4回あり、私は都合のつく日に体育館の壁ぎわのベンチで練習を見守っていました。

そこには、保護者同士の会話を仕切りたがる、いわゆるボスママがいました。

自分の子が一番でないと気がすまない様子で、ほかの子が先生に褒められると、決まってその子の親の悪口を言い出します。

その日も、試合形式の練習で褒められた子の母親がお手洗いに立つと、すぐに小声で話し始めました。

「先生にお菓子で取り入ってるよね。」

「うちの子より褒められるなんて。」

少なくとも私が見ている限り、その母親が先生に差し入れをしている様子はありませんでした。

そんな話を裏付けるものは何もなかったのですが、私たちは反論できず、あいまいにうなずいてしまいました。

次は自分たちが悪口の対象になるのではと恐れ、保護者たちは長い間、反論できずにいました

次は自分たちが悪口の対象になるのではと恐れ、保護者たちは長い間、反論できずにいました

逆らえば、次に悪口を言われるのは自分の子かもしれません。実際、少しでも違う意見を口にした保護者が、後から陰口を言われていることもありました。

「みんな、私と同じ意見よね?」

「うん……そうだね。」

私も口角だけを上げて、同じ返事を繰り返しました。そんな状態が続き、気づけば1年ほどがたっていました。

もちろん、すべての保護者が毎回同じように同調していたわけではありません。聞こえないふりをする人もいれば、話題を変えようとする人もいました。それでも、その場ではっきり反論する人はいなかったのです。

帰り道、子どもに今日の練習の話を聞きながら、愛想笑いばかりの自分が情けなくなりました。

ボスママのいない日

みんなで話し合ったとおり、私は悪口に同意せず、自分の考えを伝えました

みんなで話し合ったとおり、私は悪口に同意せず、自分の考えを伝えました

転機は、ボスママが練習を見に来なかった日でした。いつものベンチは静かで、私も少し肩の力が抜けました。

隣のママが「今日は、なんだか気が楽だね」とこぼすと、その場にいた保護者たちも、少しずつ本音を話し始めました。

「前に言われたこと、まだ忘れられない」「私も、ずっと嫌だった」

話してみると、同じように嫌な思いをしていた人が何人もいました。

なかには、以前からほかの保護者と個別に悩みを話していた人もいたようです。

ただ、子ども同士の関係に影響することを心配して、誰も表立って反論できずにいました。

そこで私は、思いきって切り出しました。

「無視はしない。挨拶はいつもどおり。でも、悪口には付き合わない。それでどうかな」

何人かがうなずき、ほかの保護者も反対しませんでした。誰かを仲間はずれにするのではなく、悪口に同調するのをやめようという話です。

次の練習日、ボスママはいつもの調子で、別の保護者の悪口を始めました。

「あの人、感じ悪くない?」

以前の私なら、笑ってうなずいていたところです。けれど、その日は落ち着いた声で答えました。

「そう?私は普通の人に見えたけど。」

ボスママは少し意外そうな顔をしましたが、すぐに別の話題に移りました。私もそれ以上は言い返さず、子どもたちの練習に目を戻しました。

悪口に同調する保護者が減り、半年後にはボスママも練習を見に来なくなりました

悪口に同調する保護者が減り、半年後にはボスママも練習を見に来なくなりました

その後も、ボスママがほかの保護者の悪口を口にすることはありました。ただ、以前のように積極的に同調する人は少しずつ減っていきました。

「あの子、また先生に気に入られてる。」

「ふうん、そっか。」

話を聞いても、必要以上に反応したり、一緒になって誰かを悪く言ったりすることはしません。

もちろん、挨拶はこれまでどおり交わしましたし、練習や子どもに関する連絡も普通に行っていました。ボスママだけを避けたり、会話から締め出したりすることはありませんでした。

最初のうちは気まずさもありましたが、何度か同じように対応しているうちに、ボスママがベンチで悪口を話す機会は少なくなっていきました。

それから半年ほどたった頃、ボスママは練習を見に来なくなりました。来なくなった詳しい理由は分かりません。子どもは引き続き教室に通っていたため、保護者として顔を合わせる機会がまったくなくなったわけでもありませんでした。

ただ、以前のように誰かの悪口を聞かされることは減り、ベンチでは子どもたちの練習について自然に話せるようになりました。

私も、無理に愛想笑いをする必要がなくなりました。

あのとき勇気を出して自分の考えを伝えたことで、少しずつですが、保護者同士の雰囲気を変えられたのだと思います。


※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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