「は?聞こえねえよ」挨拶を無視する上司。だが、機嫌が良い時の上司の豹変ぶりに絶句
昨日は爆笑、翌朝は別人
直属の上司は、機嫌のいい日と悪い日の振れ幅がひどい。
調子のいい日は昼まで声をかけ続けてくる。席が近い私には、業務と関係のない雑談も多い。
昼休みになると、他の同僚にまで「今日めっちゃ頑張ってたよ、こいつ」と私の話題を振って盛り上がる。
悪く言われているわけではないとわかっていても、なんとなく居心地が悪い。次に何が飛んでくるかわからない緊張感が、ずっと背中に張りつく。
その日も昼食後、上司は同僚たちと私の話題でしばらく爆笑していた。テンションの高さに合わせて愛想笑いを返しながら、午後の業務を頭の中で整理した。
翌朝、廊下で豹変した
翌朝、出社して廊下で上司とすれ違った。
おはようございますと声をかけた。上司は手元の書類に目を落としたまま、私の横を素通りした。少し声を大きくしてもう一度言うと、ようやく顔を上げた。
「は?聞こえねえよ」
吐き捨てるような口調だった。昨日あんなに私の話題で笑っていた人と同じ顔だとは思えなかった。
昼前の会議でも、こちらが発言するまで一切話しかけてこない。報告に対する返答も短く、目も合わない。表情がまったく動かない。
365日のうち何日かは確実にこの日が来る。同じチームの中堅は「もう慣れたよ」と苦笑いした。
理由が見当たらないのが一番つらい。ミスをした覚えはない。体調か、家庭の事情か。考えても答えが出ないので、結局は受け流すしかない。でも受け流すにも、毎回エネルギーを削られる。退社するまで一度も名前を呼ばれなかった。
毎朝、どちらの日かを読む消耗
問題は、これが週に何度も繰り返されることだ。
高い日は絡み方に気を遣い、低い日は原因を探してしまう。
どちらの日も、上司の機嫌を先読みしながら動いている。毎朝、会社の入り口を通るたびに今日はどちらの日かを考えるのが習慣になってしまった。
機嫌のいい日の話をすると「いい人じゃないの」で流れ、悪い日の話をすると「そういう人いるよね」で終わる。どちらも間違いではない。でも、その両方を1人の人間が日替わりで繰り出してくる重さは、外には伝わらない。説明しようとするたびに言葉がほどけて、もどかしさだけが残る。
今日も会社の入り口を通って、また読み始める。今日はどちらの日か、と。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














