「監視されてるみたいなの」SNSで知り合った独占欲の強い男。いいねがつくと感じた私の本音とは
オフ会で会った人
もう何年も前のことですが、私はSNSを通じて、ある男性と親しくなりました。
文字だけのやり取りは楽しく、同じ趣味の仲間ができたと、そのときは素直に喜んでいたのです。
何人かで集まるオフ会で直接会うと、話はいっそう盛り上がりました。その流れで、後日ふたりだけで食事をすることになったのを覚えています。
けれど向かい合って話すうち、その人の独占欲の強さがだんだん伝わってきました。
私の交友関係を、やたらと知りたがるところがあったのです。
このまま近づきすぎないほうがいい。
直感めいたものを感じて、私はそれ以降、会う回数をそっと減らしていきました。
投稿を待つような反応
会わなくなっても、その人はSNSの向こうに、いつも居続けました。
私が何かを書き込むと、まるで置く間もなくいいねがつくのです。
少し長い文章を投稿すれば、今度は数秒のうちにコメントが並びます。落ち着いて読んでいるとは思えない速さに、私はだんだん落ち着かなくなっていきました。
やがて、友達と出かけた話をすると、投稿していない細かな予定まで話題にされるようになりました。
書いていないはずのことを、その人はなぜか知っていたのです。
「今日はあの辺りにいたんだね」
そう言われても、私はその場所を投稿になど書いていません。
問い詰める調子ではないぶん、かえって胸がざわつきました。
言葉にできなかった本音
やがてその人から好意を打ち明けられ、私はやんわりと、その気持ちにこたえられないことを伝えました。
角が立たないよう、言葉はずいぶん選んだつもりです。
それなのに、断ったあとのほうが反応は激しくなりました。いいねもコメントも増え、少しずつ言い回しを変えながら、誰と出かけたのかを探ってくるのです。
「良いお店だね。誰と行ったの」
返事に困る問いを、当たり前のように投げてくる。はぐらかしても、また別の日に、形を変えて同じことを尋ねられました。
あの頃、私は親しい友人にだけ、この落ち着かなさを打ち明けたことがあります。
「監視されてるみたいなの」
そう話しても、自分でも大げさに聞こえる気がしました。怖いことを直接されたわけではないぶん、余計に誰にも相談しづらかったのです。常に誰かの視界にいるようなあの感覚だけは、今も忘れられません。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














