tend Editorial Team

2026.08.07(Fri)

「玄関から外に出られないんです」誤って置き配でドアをふさいだ荷物。電話対応した私が感じた本音

「玄関から外に出られないんです」誤って置き配でドアをふさいだ荷物。電話対応した私が感じた本音

玄関のドアが開かない

以前、商品の配送に関する問い合わせを受け付けるコールセンターで働いていた頃のことです。

ある日の午後、少し慌てた様子のお客様から電話が入りました。

「配達された荷物のせいで、玄関から外に出られないんです」

詳しく事情を伺うと、お客様は荷物を受け取る際、配達員に「玄関の前に置いてほしい」とお願いしていたそうです。

ところが、届けられた大きな段ボール箱は、玄関ドアの真正面に置かれていました。

そのお宅のドアは、室内から外側へ開くタイプです。ドアを押しても箱にぶつかってしまい、十分に開けられない状態になっていました。

「玄関の前とはお願いしましたけど、まさかドアが開かない場所に置かれるとは思わなくて」

私はまず、ご不便をおかけしたことをお詫びしました。

「申し訳ございません。すぐに配送の担当へ状況を確認いたします」

担当者への連絡を急いだ

お客様の住所や荷物の情報を確認し、配送を担当した部署へ連絡しました。

荷物が玄関をふさいでいることと、お客様が外へ出られず困っていることを伝え、できるだけ早く対応してもらえるよう依頼しました。

その間も、お客様には現在の状況や今後の流れを一つずつ説明しました。

電話を受けた私自身が荷物を動かしに行くことはできません。

それでも、担当者への連絡が途中で止まったり、お客様が何度も同じ説明をしたりすることがないよう、必要な情報を整理して引き継ぎました。

「担当者から連絡が入るよう手配しました。ご迷惑をおかけして申し訳ございません」

そうお伝えすると、電話の向こうのお客様は、少し落ち着いた声で答えました。

「あなたのせいではないのに、きちんと話を聞いてくれてありがとう」

強い口調で責められても仕方のない状況でした。それでも最後にねぎらいの言葉をいただき、私はほっとしました。

正直、運んだのは私ではないという気持ちもありました。

でも、お客様にとっては、荷物の置き場所ひとつでも生活に関わる大きな問題になります。

電話だけでは解決できないことでも、状況を正確に聞き取り、必要な担当者へ確実につなぐことの大切さを実感した出来事でした。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、50代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

RANKING

OTHER ARTICLES

NEW 2026.09.17(Thu)

「パリッとしてるのが売りだろ」前日のたい焼き3つを食べ終えて苦情に来た男性。店長が伝えたしんなりする理由
tend Editorial Team

NEW 2026.09.17(Thu)

「え、あれって奢りじゃないの?」1,000円を立て替えて1か月後、ママ友の返事に言葉を失った私
tend Editorial Team

NEW 2026.09.17(Thu)

「店長も知ってると思ってました」同僚から聞いた女性スタッフの話。匿名メッセージとつながった違和感
tend Editorial Team

RECOMMEND

2026.08.25(Tue)

「あ…鍵、持ってない」送迎を頼まれたが、鍵を持ってなかった子供。後日、困った私が提案した内容とは
tend Editorial Team

2026.06.14(Sun)

「もう止められないの!好きなの」浮気していた20年来の親友。だが、2人の言い分に下した決断とは
tend Editorial Team

2026.02.25(Wed)

枝野氏が猛反論!献金だけでは食べていけない発言への批判に釈明も、世間が抱く特権意識への違和感と拭えぬ落選の現実
tend Editorial Team