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2026.09.08(Tue)

「あいつも余裕がないんだろ」息子だけお年玉が3千円だった。私が夫に言ってほしかった一言

「あいつも余裕がないんだろ」息子だけお年玉が3千円だった。私が夫に言ってほしかった一言

今回も、一万円ほどのお祝いを選んだ

義妹の子の高校入学が決まったと聞いて、休みの日に夫とお祝いを買いに出かけた。

万年筆と図書カードを選ぶと、合わせて一万円を少し超えた。

「これくらいでいいよね」

「いいんじゃないか。いつも通りだろ」

義妹の家にお祝い事があるたび、私たちはほかの親戚と大きく差が出ないようにしてきた。

だから今回も、それでいいと思っていた。

ただ、紙袋を持って駐車場へ向かいながら、数年前の正月のことを思い出した。

その年、義実家には親戚の子どもが六人集まっていた。

義妹は一人ずつにぽち袋を渡していたが、うちの息子に渡すときだけ、少し困ったような顔をした。

「うちもいろいろ掛かるから、これでも精一杯なんだよね」

息子は「ありがとう」と受け取っただけだった。

帰宅して袋を開けると、中には三千円が入っていた。

あとから義母との話の中で、ほかの子には一万円ずつ渡していたと知った。

金額そのものより、息子だけ違っていたことが引っかかった。

その夜、夫に話すと、返ってきたのは短い言葉だった。

「あいつも余裕がないんだろ」

それ以上、夫は何も言わなかった。

同じ言葉を、もう一度聞いた

そして今回、高校入学のお祝いを選んだ帰りの車で、私は思い切って聞いてみた。

「うちは毎回これくらい用意してるけど、前のお年玉のこと、気にならない?」

夫は少し黙ったあと、前と同じように言った。

「あいつも余裕がないんだろ」

二度目だった。

義妹の家計が実際にどうなのか、私は知らない。だから「余裕があるはず」と決めつけることもできない。

それでも、ほかの子と息子で金額を変えた理由まで、それだけで納得できるわけではなかった。

入学祝いを届けに行く前の晩、私は初めて実家の母にその話をした。

「私は金額をそろえてほしいって言いたいんじゃないんだと思う」

話しながら、自分でもようやく分かった。

「ただ、夫に一回くらい『それはちょっと引っかかるね』って言ってほしかったのかも」

母は少し間を置いて、「それなら、そのまま言ってみたら」と答えた。

電話を切ったあと、リビングでは夫がのし紙の宛名を書いていた。

すぐには言えなかった。それでも、今回のお祝いを渡し終えたら、義妹のお金の話ではなく、自分があのときどう感じたのかだけは夫に話してみようと思った。


※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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