「保育園バッグの準備もお願いね」育児は得意だと自慢する夫、支度の中身を知って初めて見せた顔
朝の慌ただしさを知らない夫
朝の準備に追われる妻は夫に頼れずにいます
五歳の息子が保育園に通っていた頃、朝の支度はほとんど私がしていました。夫は居酒屋で働いていて、夜は家におらず、朝はまだ眠っています。私にも仕事がありましたが、収入の差を気にして、手伝ってほしいと言い出せずにいました。
ところが、息子は着替えの途中で動かなくなったり、出発間際にぐずったりします。声をかけ、持ち物をそろえ、また息子を呼ぶ。
夫へ相談しても欲しかった協力が返ってきません
困った私は、朝の様子を夫へメールで伝えるようにしました。少しでも大変さを知ってほしかったのです。けれど返ってきたのは、息子を怖がらせて言うことを聞かせればいい、という内容でした。
私はそういうことをしてほしいわけではないと伝えました。すると夫は、自分の仕事を否定されたかのように受け取り、連絡してくるなと返してきたのです。
相談したかっただけなのに、話はすっかり別の方向へ進んでしまいました。
保護者の前で夫は自分の育児を得意げに語ります
それなのに、夫はほかの保護者の前でも得意そうに言います。
「俺の時はぐずらないんだけどね」
私は隣で、息子の保育園バッグを持っていました。ぐずっている間の着替えや出発の準備を、夫はどれだけ知っているのでしょう。うまく接する自分と、手を焼く私。その比較だけを聞かされるのが嫌でした。
しかし、人前で言い争っても息子が困るだけです。その場では言い返さず、帰ってから夫と話すことにしました。
得意なら、支度からお願い
妻は夫が休みの日の朝の準備を任せようとします
家で二人になったとき、私はバッグを夫の前に置きました。夜の仕事の後に無理をさせたいのではなく、対応できる日に実際の支度を知ってほしかったのです。
「休みの日なら、朝も動けるよね」
夫は何の話かという顔でうなずきました。そこで私は、バッグの中の着替えを見せながら続けました。
「保育園バッグの準備もお願いね」
保育園へ連れていくだけではなく、着替えや持ち物の確認からお願いしたい、と伝えました。
支度から任されると知って夫の自慢が止まります
「連れていくだけじゃないの?」
夫はバッグへ伸ばした手を止めました。私は、朝の支度を飛ばして送りだけを比べても、同じ条件ではないと説明しました。
「得意なら、支度から任せてもいいよね」
夫は口を開きかけましたが、いつもの自慢は出てきませんでした。今度は私の顔ではなく、バッグの中身を見ています。
夫の仕事を否定したいわけではありません。まず同じ作業を知ってほしいのです。
夫はバッグの中身を確かめて準備を覚え始めます
しばらくして夫は、着替えの入った袋を取り出しました。
「何を確認するのか、教えて」
私は入れる物を一緒に確かめながら答えました。
「今日は一緒に。次は自分でも確かめてね」
私のやり方を評する側だった夫が、ようやく準備を覚える側になりました。バッグを私へ戻そうとしない姿を見て、私はやっと、朝の話が通じた気がしました。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














