「ずっと見てろってことですか?」児童館で子どもを放っておいた母親。だが、スタッフの返答に言葉を詰まらせた瞬間
おもちゃを投げる男の子と、スマホを見続ける母親
私が1歳半の子どもを連れて、近所の児童館のプレイルームに通っていたころの話です。
そこは赤ちゃんから3歳くらいまでの子どもが遊ぶ部屋で、保護者はわが子のそばについて見守る決まりになっていました。
ある日、3歳くらいの男の子が、大きなプラスチックの車のおもちゃを振り回しながら走り回っていました。
元気に遊ぶのはいいのですが、ときどき車を放り投げるのです。
おもちゃが床に落ちるたびに大きな音が響き、近くにいた親たちは慌てて子どもをかばっていました。
私も、1歳半のわが子に当たったら大変だと思い、抱き上げました。
ところが、男の子の母親は部屋の隅のベンチに座り、ずっと携帯電話を操作していました。
おもちゃが床に落ちても、顔を上げる様子はありません。
「危ないな…」
そう思っていたところへ、女性スタッフがやってきました。
スタッフは母親に近づき、穏やかな口調で声をかけました。
「すみません。お子さんがおもちゃを投げていて、ほかの子に当たりそうなんです。そばで見ていただけますか?」
すると母親は、携帯電話から少し目を上げて答えました。
「え?でも、子どもが勝手にやってることですよね?」
スタッフは落ち着いて説明しました。
「そうですね。ただ、ほかのお子さんに当たると危ないので、お母さんからも声をかけていただきたいんです」
母親は納得していない様子で、言い返しました。
「じゃあ、ずっと見てろってことですか?」
スタッフの返答に、母親の手が止まった
スタッフは少し間を置いてから答えました。
「はい。この部屋では、お子さんのそばで見守っていただく決まりなんです」
その返答に、母親の携帯電話を操作していた手が止まりました。
スタッフは続けました。
「小さいお子さんも多いので、遊んでいる間は目を離さないようにお願いしています」
母親は何か言いかけましたが、結局何も言いませんでした。
「もし、そばで見守っていただくのが難しいようでしたら、今日は利用を終えていただくことになります」
スタッフは最後まで穏やかな口調でしたが、対応ははっきりしていました。
周りにいた親たちの中には、小さくうなずく人もいました。
母親は気まずそうに目をそらすと、携帯電話をしまいました。そして、遊んでいた男の子の手を取り、何も言わずに部屋を出ていったのです。
その後、プレイルームには再び子どもたちの楽しそうな声が広がりました。
腕の中のわが子も床のおもちゃを指さし、下りたそうに体を動かしています。
私はようやく子どもを下ろし、そばで遊ぶ様子を見守ることができました。
小さな子どもが夢中になって遊ぶのは当然のことです。だからこそ、大人が周りの安全にも気を配る必要があるのだと、改めて感じた出来事でした。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














