「英会話を増やしたの!」ママ友と話すたび疲れていた私。だが、距離を置いたあとに気づいた相性とは
話していると、いつも子どもの比較になった
娘が幼稚園に通っていたころ、送り迎えでよく話すお母さんがいました。
教育熱心な方で、習い事や家庭学習の話をよくしていました。最初のうちは、知らないことも多く、私も参考になると思って聞いていました。
ただ、話しているうちに少し疲れるようになりました。
ある日、娘が家で絵を描くことに夢中になっていると話したときも、返ってきたのは習い事の話でした。
「うちは最近、英会話を増やしたの!家でも毎日やらせてるよ」
別の日には、公園で遊んでいる話から、勉強を始める時期の話になりました。
その方に悪気があったのかは分かりません。ただ、何を話しても最後には「うちはこうしている」という話になることが多く、私はだんだん自分から話題を出さなくなりました。
子ども同士も、以前ほど一緒に遊ばなくなっていました。相手のお子さんは習い事の日が多く、娘は園の帰りに公園へ行きたがります。
生活のリズムが違うなら、無理に合わせなくてもいいのかもしれない。
そう思ってからは、こちらから連絡する回数も自然と減っていきました。
公園で知り合った親子とは、話が続いた
そのころ、娘は公園でよく一緒になる子と遊ぶようになりました。
二人とも砂場が好きで、山を作ったり、枝を並べて道にしたりしています。親同士も、子どもを見ながら少しずつ話すようになりました。
ある日の夕方、帰ろうと娘に声をかけたとき、その子のお母さんが言いました。
「今日も一緒に遊んでくれてありがとう。うちの子、すごく楽しかったみたい」
「こちらこそ。うちも、ずっと楽しみにしてたんです」
すると、その方は砂場を見ながら笑いました。
「あの山、明日まで残ってたら続きを作るって言ってます」
私もつられて笑いました。
習い事の数も、できることの早さも話題にはなりませんでした。子どもたちが今日何をして遊んだのか、それだけで会話が続きました。
以前のお母さんとは、その後も園で会えば普通に挨拶をしています。嫌いになったわけでも、何か言い争ったわけでもありません。
ただ、親同士にも相性があるのだと思います。
帰り道、娘が私の手を握りながら言いました。
「明日、山の続き作るんだ」
「じゃあ、雨が降らないといいね」
それからは、園の帰りに公園へ寄る日が少し増えました。誰かに合わせるためではなく、娘も私も、その時間を楽しみにしていたからです。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














