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2026.09.03(Thu)

「炊飯器買い換えようか」その場の勢いで買い物をしてしまう夫。だが、夫が家計簿を見た結果

「炊飯器買い換えようか」その場の勢いで買い物をしてしまう夫。だが、夫が家計簿を見た結果

電卓を叩く音が、しばらく続いた夜

結婚してから、夫とはお金の使い方だけがなかなか合いませんでした。私は必要なものから順に買いたいタイプ。夫は店で気に入ったものを見つけると、「せっかくだし」とその場で決めたくなるタイプでした。

もちろん、夫も家のために買おうとしているので、強く反対するほどでもありません。それでも月末が近づくたび、私は残高を見ながら食費を調整していました。

そのころ、夫が欲しがっていたのが新しい炊飯器です。今使っているものはまだ炊けるものの、売り場で新しい機種を見てから何度も話題に出していました。

「炊飯器買い換えようか」

私はそのたびに「まだ使えるから、急がなくてもいいと思う」と答えていました。

ある月末の夜、台所から居間へ戻ると、夫がテーブルで家計簿を開いていました。私が毎月つけている簡単なノートで、夫も存在は知っていましたが、中身をじっくり見ることはほとんどありませんでした。

電卓を何度か叩いたあと、夫が顔を上げました。

「今月は先に食費を出しておくよ、炊飯器は来月でいい」

私は少し驚きました。

夫は食費や日用品、光熱費の数字を順番に見ながら、もう一度電卓を叩きました。

「先に必要な分を分けておくと、残りが分かりやすいんだな」

私はそれまで、月末になると足りなくならないよう、自分の中だけで計算していました。夫にきちんと説明したことはほとんどありませんでした。

「パパ、電卓の音が大きい」

娘に言われると、夫は笑って電卓を静かに置きました。

その夜、家計簿のいちばん上には、夫の字で「食費」と書き足されていました。

次の月、夫が棚に戻した炊飯器

翌月、家族で買い物へ行ったときのことです。家電売り場を通ると、夫は以前から気になっていた炊飯器の前で足を止めました。

値札を見て、箱を一度手に取ります。

以前なら、そのまま「買おう」と言っていたと思います。

ところが夫はしばらく箱を眺めたあと、棚へ戻しました。

「今の、まだ使えるもんな。これはもう少し先でいいか」

娘が「買わないの?」と聞くと、夫は「今日はやめとく」と答えました。

それから夫の買い物がすべて変わったわけではありません。今でも売り場で「せっかくだし」と言うことはあります。

ただ、そのあとに一度値段を見て、「今日はいいか」と戻すことが増えました。

私も、自分だけで家計のことを抱え込むのをやめました。食費や大きな買い物について、月の初めに二人で確認するようになったのです。

月末に残高を見るときの不安も、以前より少し減りました。

「家計簿、どこに置いた?」

今では月の初めになると、夫のほうからノートを探すことがあります。


※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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