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2026.11.02(Mon)

「こういうのは若い人のほうがいい」子ども3人を育てる私に班長を任せた奥さん。翌年、会長から指摘されたこと

「こういうのは若い人のほうがいい」子ども3人を育てる私に班長を任せた奥さん。翌年、会長から指摘されたこと

若い人がいいと笑った向かいの奥さん

私が家族とこの町へ越してきたのは、秋のことでした。

子どもは10歳と4歳、それにまだ1歳の末っ子の3人です。

引っ越しのあいさつ回りを終えたころ、町内会の役員から「順番なので、次の次の班長をお願いできますか」と声をかけられました。

小さな子どもがいて不安でしたが、町内会の決まりなら仕方がないと思い、引き受けました。

隣の家の奥さんに話すと、心配そうな顔をされました。

「えっ、小さい子が3人もいるのに?大丈夫?」

「正直、できるかどうか不安です」

そんなある日の昼、末っ子を抱いて門の前にいると、向かいの奥さんが道を渡ってきました。

「今度、班長さんなんですって?」

「はい。でも、子どもがまだ小さいので、ちょっと心配で…」

すると奥さんは笑顔で言いました。

「大丈夫よ。私があなたを勧めておいたんだから」

「えっ、そうなんですか?」

「私にも話が来たんだけどね。こういうのは若い人のほうがいいと思って」

私は思わず黙ってしまいました。

もしかして、本来は向かいの奥さんが引き受けるはずだったのでしょうか。

奥さんはそれ以上何も言わず、家へ戻っていきました。

やがて、私が班長を務める年になりました。

月に一度の会議に夏祭りの当番、町内清掃の手伝い、夜の見回り。思っていた以上にやることがありました。

夫が週末に上の子の習い事へ付き添うあいだ、私は下の子たちを連れて参加することもありました。

大変でしたが、何とか一年間の任期を終えました。

名簿を確認した会長の一言

翌年、次の班長を決める話し合いが、夜の集会所で開かれました。

住人たちが集まり、会長が名簿を見ながら話し始めます。

「では、今年の班長を決めたいと思います」

すると、向かいの奥さんが手を挙げました。

「あの、今年も若い方にお願いしたらどうかしら。去年やった方なら、仕事も分かっているでしょうし」

そう言いながら、こちらを見るのです。

私も思わず奥さんの顔を見ました。

ようやく任期を終えたばかりなのに、また私にやってほしいということなのでしょうか。

何と答えればいいか迷っていると、会長が名簿を確認しながら口を開きました。

「でも、お向かいさんは順番を一度飛ばしていますね」

「えっ、そうでしたっけ?」

「はい。去年は本来、お宅の番でしたよね」

「ああ……そうだったかしら」

「去年は代わりに引き受けてもらっていますから、今年はお宅にお願いしたいんですが」

会長の言い方は穏やかでしたが、名簿を確認したうえでの話でした。

向かいの奥さんは少し困ったような顔をして、何も言いません。

近くの席から「去年、代わってもらってたのね」と小さな声が聞こえました。

私もそこで、以前奥さんが「私が勧めておいた」と言っていたことを思い出しました。

あのとき感じた引っかかりは、やはり間違いではなかったのです。

奥さんはそれ以上、若い人に任せたほうがいいとは言いませんでした。

結局、その年の班長は向かいの奥さんに決まりました。

私は隣の奥さんと声をかけ合い、清掃の手伝いだけを引き受けることにしました。

家に帰って、子どもたちに言いました。

「やっと、週末にゆっくり遊べるね」

子どもたちは「やった!」と喜び、私に飛びついてきました。

班長の仕事を引き受けたこと自体に後悔はありません。ただ、順番があるのなら、きちんと守ってほしかったと思います。

ようやく肩の荷が下りて、ほっとした出来事でした。


※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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