「帰省の2日間、母さんを呼ぶよ」と言い出す夫。約束を破って私の服に触れた義母が、泊まりに来なくなった日
実家に帰る私に夫が言ったこと
夫は私の帰省中に、義母を家に呼ぶと言い出しました
結婚して間もない頃のことです。私が実家に1泊2日で帰省すると伝えると、夫は思いもよらないことを言い出しました。
「帰省の2日間、母さんを呼ぶよ。」
夫の母、つまり私の義母に泊まりに来てもらい、食事や洗濯を頼むつもりなのです。
身の回りのことくらい、大人なら自分でできるはずです。
私は驚きましたが、夫は『ひとりだと心配なんだ』と引きません。
義母が泊まりに来ること自体は嫌ではありませんでしたが、私の留守中に家の中を勝手に触られるのは抵抗がありました。
私は仕方なく折れ、ひとつだけ条件をつけました。
「私の物には、触らせないでね。」
私がいない間、寝室の物と洗面所の物には手を出さないでほしいと伝えました。夫は『母さんに言っておくよ』とうなずきました。
帰宅すると、私のクローゼットが開き、義母の置き手紙がありました
翌日、私はアパートに戻りました。寝室のドアを開けると、閉めておいたはずのクローゼットの扉が、少し開いたままになっています。
服の並べ方も、私のやり方と違っていました。
ベッドの上には、義母の置き手紙がありました。『息子の洗濯物を片づけるついでに、あなたの服の並びも直しておきました。気にしないでね』。
私の服をしまい直す必要などありません。夫は、母さんにきちんと伝えてくれたのでしょうか。
夫は仕事でまだ帰っておらず、義母もすでに帰ったあとでした。
誰にも事情を聞けないまま、私は開いたクローゼットの前に立ち尽くしました。
「……やっぱり、開けてる。」
洗面所で気づいたこと
私は義母の物を段ボールに詰め、着払いで送り返しました
洗面所へ行くと、棚の一角に義母の使いかけの小物が置かれていました。
化粧水やくしだけでなく、パジャマまであります。
忘れ物にしては多すぎます。
また泊まりに来るつもりで置いていったのでしょうか。
その夜、帰宅した夫にクローゼットと洗面所のことを話しました。
夫は、私の物には触らないよう、義母に事前に伝えていたそうです。
それでも義母が勝手に服を整理していたと知り、困った顔をしていました。
私は、義母が置いていった私物を返送したいと伝えました。
夫も、今後は泊まりに来るたびに私物を置いていかないよう、義母に話しておくと約束してくれました。
翌日、私は段ボールを広げ、洗面所にあった義母の物を順に詰めました。
化粧水、くし、パジャマ。忘れ物として返すことにし、着払いの伝票に夫の実家の住所を書いて箱に貼りました。
「全部、お返しします。」
箱の中には、できるだけ丁寧な字で書いた手紙も添えました。
『お義母さんのお忘れ物をお送りします。お困りになるといけないので、急いで梱包しました』。
夫にも荷物を送ることを伝え、私はその日のうちに発送しました。
義母からの苦情の電話に、夫は私の側についてくれました
数日後、荷物を受け取った義母から、夫のスマホに電話がかかってきました。
夫はスマホを耳に当てたまま、困った顔をしています。着払いで荷物が届いたことに、義母は腹を立てているようでした。電話口からは、義母の不満そうな声が漏れ聞こえてきます。
その横で私は腕を組み、怒りをおさえながら夫の様子を見ていました。
夫は私をちらりと見てから、静かに言いました。
「母さんが約束を破ったんだよ。」
夫は続けて、私の物には触らないよう事前に伝えていたことや、今後は勝手に私物を置いていかないでほしいことを説明しました。
義母は納得していない様子でしたが、夫は私たち夫婦の家なのだから、互いの生活を尊重してほしいと伝えて電話を切りました。
夫がきちんと話してくれたことで、私も少し気持ちが落ち着きました。
それ以来、夫が私に相談せず義母を泊めることはなくなりました。義母から泊まりたいと連絡が来ても、夫婦で相談して断るようになり、義母がわが家に泊まりに来ることはなくなりました。
今も義母との付き合いは続いていますが、顔を合わせるのは主にお盆と正月くらいです。
あの出来事をきっかけに、夫も私も、家族だからこそ守ってほしい距離感があるのだと改めて感じました。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














