「ちょっと預かって!」週3回は子供を押し付けるママ友。だが、別のママ友の一言で態度が一変
週3で「ちょっと預かって」
幼稚園で知り合ったママ友は、子ども同士を遊ばせたいと言って、よく我が家に来ていました。それ自体は嬉しかったんです。
ただ、夕方になると毎回これでした。
「ちょっと預かって!」
急な用事ができたと言っては、自分の子を置いて出かけてしまう。多いときは週に3回。1時間のつもりが、戻るのは決まって日が暮れてからでした。
その間、私は自分の子と彼女の子、二人分の面倒を見ることになります。けんかの仲裁をして、おやつを用意して、夕飯の支度を進める。気づけば台所に立ちっぱなしでした。
断れない私が悪いのかもしれない。そう思いながらも、「お願い」と言われると、つい「いいよ」と返してしまう。そんな自分にも嫌気がさしていました。
ある日、別の幼稚園で知り合ったママ友が遊びに来ていました。気の置けない相手で、三人で和やかに話していたんです。すると彼女が、その日もまた当然のように腰を上げました。
隣のママが放った一言
「買い物行ってくるね、お願い」
そのひとことに、隣にいたママ友が反応しました。やわらかい笑みを浮かべたまま、声には鋭さがありました。
「それ毎回だよね?」
場の空気が、すっと変わったのが分かりました。彼女の表情がこわばります。
「え、いや、今日はたまたま……」
うろたえる彼女に、隣のママ友はたたみかけませんでした。ただ静かに、こう続けただけです。
「うちらも親だよ。預かるのが当たり前みたいになってない?」
彼女は耳まで赤くして、言葉を探していました。けれど、何を言っても言い訳にしかならないと気づいたようです。
「……そうだよね。ごめん」
小さくそう言うと、彼女は自分の子の手を引き、逃げるように帰っていきました。私は呆然と、その背中を見送るしかなかったんです。いつも飲み込んでいた言葉を、隣のママ友はあっさり口にしてのけました。
隣のママ友は、こちらを向いてからりと笑いました。
「言いにくいことがあったら、相談してね」
後日、園の送り迎えで顔を合わせても、彼女から「預かって」の言葉が出ることはなくなりました。すれ違うときは少し気まずそうに目を伏せます。
言えずに抱え込んでいたものを、誰かが代わりに口にしてくれる。それだけで、こんなにも気持ちが軽くなるものなんですね。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














