tend Editorial Team

2026.07.18(Sat)

「次は何すればいいの?」寝込む妻の代わりに家事をした夫。だが、夫の呆れた状況に絶句

「次は何すればいいの?」寝込む妻の代わりに家事をした夫。だが、夫の呆れた状況に絶句

枕元に何度も来る夫

三十九度近い熱で寝込んだ日、夫が珍しく「手伝うよ」と言ってくれた。ありがたい。そう思えたのは、本当に最初の数分だけだった。

「次は何すればいいの?」

洗濯を頼めば、五分で枕元に戻ってくる。ご飯を頼めば、また戻ってくる。一つ終わるたびに、夫は同じ言葉を口にした。

「洗剤ってどれ?」「子どもの分は別に作るの?」「保育園の準備って何すればいいの?」。答えるたびに、頭がずんと重くなる。目を閉じて休む間もなく、次の質問が飛んでくるのだ。

何をお願いしても「これはどうするの?」と聞き返される。熱で朦朧としながら、私は一日中しゃべり続けていた。頼んだほうが指示係になって働き通し、頼まれたほうは言われるまで座って待っている。これのどこが「手伝う」なのだろう。

これでは休めない。むしろ、指示を出す私のほうが消耗していく。私は布団から起き上がって、紙とペンを手に取った。

白旗を上げた指示待ち夫

「これ、今日やることの全部ね」

洗濯、掃除、三歳児の食事、寝かしつけ、明日の保育園の準備。思いつくままに書き出すと、あっという間に紙が埋まった。渡すと、夫は目を丸くした。

「え、こんなにあるの?」

それでも最初は張り切っていた。だが、皿を洗えば油が落ちないと言い、子どもがぐずれば手が止まる。洗濯機の使い方が分からず、リビングまで聞きに来る。一つ進むごとに、時間だけが過ぎていく。

三歳の子どもは「ママがいい」と泣き、夫は途方に暮れた顔をしていた。私がいつも当たり前にこなしていた一日は、こんなにも密度が濃かったのかと、寝ながら改めて思う。

二時間後、夫はエプロンをつけたまま、力なくソファに沈み込んだ。リストのチェックは、まだ半分も進んでいない。

「もう無理」

その一言に、私は思わず笑ってしまった。

「私、それを毎日ひとりでやってるんだよ」

夫は口を開きかけて、何も言えずに黙り込んだ。手元のリストには、まだ半分以上のチェックが残っている。寝込む私と、埋め尽くされた紙を何度も見比べて、気まずそうにうつむいた。いつも「言ってくれれば」と言っていた本人が、言われても回しきれなかったのだ。

それ以来、私が頼む前に動くことが増えた。「言ってくれれば」は、もう口にしなくなった。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

RANKING

OTHER ARTICLES

NEW 2026.09.02(Wed)

「園のミスですよね!?」運動会の入場人数に納得できない母親。だが、勘違いに気づいた結果
tend Editorial Team

NEW 2026.09.02(Wed)

「このあと誰か来るのかな」運動会で家族が広げた大きなシート。だが、競技が始まる頃に見た光景とは
tend Editorial Team

NEW 2026.09.02(Wed)

「どきなさい!うちの子が遊んでる」遊具を譲らない親子。だが、周囲の視線で変わった空気
tend Editorial Team

RECOMMEND

2025.09.12(Fri)

【さんご畑】まるで天然の水族館!?自然美と造形美の奇跡の融合。沖縄・さんご畑の絶景に心奪われる人続出
tend Editorial Team

2026.03.10(Tue)

「自業自得だろ」「反省はしていない」と辛辣な声相次ぐ。渡部建「ネットニュースではもう揺らがなくなりました」と過去の不倫問...
tend Editorial Team

NEW 2026.09.02(Wed)

「この前のメモ、あんたか!?」深夜の音楽を注意した私。だが、1枚のメモを入れた結果
tend Editorial Team