tend Editorial Team

2026.07.31(Fri)

「それは私の自由でしょ」共用廊下に積まれた隣人のゴミ袋。注意した時の信じられない言い分とは

「それは私の自由でしょ」共用廊下に積まれた隣人のゴミ袋。注意した時の信じられない言い分とは

壁越しに続く騒音とゴミの山

新しいマンションでの暮らしは、隣人のせいで少しずつ削られていった。

壁の向こうから、深夜になると音楽と大勢の話し声が漏れてくる。

ひどいときは夜中の3時を過ぎても収まらず、翌朝は頭が重いまま出勤する日が続いた。

やがて共用廊下に、口を縛ったゴミ袋がひとつ、またひとつと積まれ始めた。

生ゴミらしき袋からは、通るたびに饐えたにおいが立ちのぼる。

朝、玄関を開けるたびに、あのにおいと積まれた袋が目に入り、一日の始まりから気分が沈んだ。

夜はまともに眠れず、昼は仕事で頭が回らない。

たった一人の身勝手が、こんなにも生活を狂わせるのかと、情けなくなった。

さすがに耐えかねて、私は廊下で顔を合わせたとき、静かに伝えた。

夜は少し音を落としてほしい、ゴミも困っている、と。

返事は、こちらの想像のずっと上をいった。

「それは私の自由でしょ」

悪びれるどころか、迷惑をかけている自覚すらないようだった。

これ以上言い合っても平行線だと悟り、私は言葉を飲み込んだ。とはいえ、このまま我慢を続ければ、削られるのは自分の健康と時間だけだ。

真正面からぶつかって関係をこじらせるより、もっと確実で角の立たない方法があるはずだった。

日時の記録を前に態度が一変

感情でぶつかるのはやめて、私は静かに証拠を集めることにした。

音が始まった時刻、続いた時間、内容を、その都度スマホに打ち込んでいく。廊下のゴミ袋は、日付のわかる形で写真に残した。

数日で、無視できない量の記録がたまった。

ただ記録するだけの作業なのに、続けるうちに気持ちが前を向いていくのがわかった。

感情に振り回されて眠れなかった夜が、少しずつ「対処すべき課題」に変わっていく。やるべきことが見えると、不思議と怖さは薄れていった。

それを一枚の資料にまとめ、管理会社の窓口へ持って行った。担当者はページをめくりながら、うなずいた。

「正式に対応しましょう」

後日、管理会社から隣室へ、記録を添えた注意が入ったと聞いた。

曜日も時刻も具体的に並んだ書面の前では、あの強気な言い分も通らなかったらしい。

次の週から、壁の向こうは驚くほど静かになった。廊下のゴミ袋もいつのまにか消え、においも引いていた。

夜中に飛び起きることのない眠りが、これほど贅沢なものだったとは。声を荒らげず、事実だけを積み上げて第三者に委ねる。その一手が、こじれかけた日々を静かに終わらせてくれた。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

RANKING

OTHER ARTICLES

NEW 2026.11.06(Fri)

「夕飯が遅いのは、野菜を先に切らないからだよ」とソファから口を出す夫。エプロンを手渡して任せた一時間後の本音
tend Editorial Team

NEW 2026.11.06(Fri)

「嫁が用意するって、昔から決まってるの」同居のあいさつ品を自腹で買った私。だが、義母が玄関先で言葉を失った理由
tend Editorial Team

NEW 2026.11.06(Fri)

「焼き菓子なんて、家にあっても余るのよね」と手土産を居間の端に置く義母。夫の一言で、義母が言い直した瞬間
tend Editorial Team

RECOMMEND

2026.08.10(Mon)

【千葉最大級】地上20mのスライダーに波のプール・渓流下りまで!九十九里浜とも行き来できる夏スポット『蓮沼ウォーターガー...
tend Editorial Team

2026.05.29(Fri)

「再雇用なんて早々甘くない世界」「みんなの声が球団に届いて良い方向に向かうといい」とSNSで物議に。巨人・阿部前監督の復...
tend Editorial Team

2025.11.13(Thu)

「人柄を何で判断してるの?」と評価に疑問の声も。高市首相、榛葉幹事長の『最恐』指摘に苦笑い。人柄評価に言及
tend Editorial Team