「子どもがいるので、多少の足音はどうしても」早朝や夜にも響く上階の足音。だが、管理会社へ記録を渡した結果
夜勤明け、眠りかけると響く足音
私の仕事には夜勤があり、勤務を終えた日は午前中に帰宅し、昼過ぎまで眠る生活をしていました。
そんな我が家の上の階に、小さな子どものいる家族が引っ越してきたのは、数か月前のことです。
入居して間もなく、天井から子どもが走るような足音が聞こえるようになりました。
集合住宅ですから、話し声や歩く音など、日中の生活音がある程度聞こえるのは仕方がありません。夜勤で昼間に眠るのは私の事情でもあり、上の階へ完全な静けさを求めるつもりはありませんでした。
ただ、気になったのは、部屋の端から端まで何度も走るような音や、飛び跳ねるような振動が長く続くことでした。
眠りかけたところで大きな音に起こされ、そのまま眠れなくなる日もあります。在宅で仕事をする日にも同じ音が続き、次第に集中することさえ難しくなりました。
しばらく我慢しましたが、ある休日の夕方、意を決して上の階を訪ねました。
応対した母親に、日中の生活音をなくしてほしいわけではないことを前置きしたうえで、走ったり飛び跳ねたりする音が長時間続いていることを伝えました。
「子どもがいるので、多少の足音はどうしても」
母親は困ったような表情でそう答えました。
私も「多少の音なら分かります。ただ、毎日のように振動が続いているので、少しだけ気をつけてもらえませんか」とお願いしました。
その日は「分かりました」という返事をもらいましたが、数日たつと、再び同じような音が聞こえるようになりました。
時間を記録して管理会社へ相談
何度も直接訪ねれば、かえって関係が悪くなるかもしれません。そこで私は、管理会社へ相談することにしました。
担当者から、音が聞こえた日時や長さを記録してほしいと言われ、約2週間、特に気になった時間帯を書き留めました。
記録を渡すと、管理会社は建物全体へ生活音への配慮を求める文書を配布しました。そのうえで、上の階の家庭にも連絡し、走り回る音や振動が階下へ伝わっていることを説明してくれたそうです。
それから数日後、外出しようと玄関を出たところで、上の階の母親と顔を合わせました。
「思っていた以上に下へ響いていたみたいで……すみませんでした」
管理会社から具体的な時間帯を聞き、毎日のように音が続いていたことを初めて意識したといいます。
母親は、子どもがよく遊ぶリビングに厚手のマットを敷き、室内ではできるだけ走らせないようにすると話してくれました。
それから足音が完全に消えたわけではありません。それでも、長時間続く走り回る音や大きな振動は、少しずつ減っていきました。
子どものいる家庭に生活音をなくしてもらうことはできません。一方で、音を受ける側がただ我慢し続ける必要もないのだと思います。
直接のやり取りだけでは伝わらなかった状況も、時間帯を記録し、第三者から具体的に説明してもらうことで、ようやく共有できたのでした。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














