「この化粧品、デパコスなの」人前で肌を執拗にけなすママ友を家に招くと、青ざめて黙り込んだワケ
人前で、私の肌をけなし続ける人
ママ友の集まりに行くたび、決まって私の顔をじろじろ見てくる人がいた。そして必ず、みんなの前でこう切り出すのだ。
「この化粧品、デパコスなの」
自分のポーチから高そうな化粧品を取り出して見せながら、私のほうをちらりと見る。
周りのママたちも、つられて私に視線を移す。
「あなたのそれ、安物でしょ?」
乾燥してるだの、毛穴が目立つだの。
会うたびに、人前で私の肌を執拗にけなしてくる。
「もっといいもの使わないと、そのうち老けて見られるわよ」
ある時などは、私の頬に指を近づけてこう言った。
「ここ、シミになりかけてるわよ。お手入れ、ちゃんとしてる?」
周りが気まずそうに黙る中、彼女だけが得意げだった。何度もそんな場面が続いて、集まりに行くのが憂鬱になっていた。
我が家に招いた日、色が消えた
ある日、彼女が言い出した。
「一度、おうち見てみたいわ」
ちょうどいい、と私は招くことにした。
玄関を開けた瞬間、彼女の表情が固まった。
「…なにこれ。ホテルみたい」
我が家は、私がこだわって整えた空間だ。
白で統一した家具、間接照明、飾った季節の花。彼女がいつも自慢していた暮らしより、ずっと洗練されていた。
彼女は靴を脱ぐのも忘れて、部屋の中を見回している。
いつもの品評は、一言も出てこない。
「うそ、うちよりずっと…」
言いかけて、口をつぐんだ。
顔から、みるみる血の気が引いていく。
私が自慢したわけでもないのに、勝手に部屋を見比べては、小さくため息をついている。
一緒にいたママ友が、感嘆の声を上げた。
「素敵!こんなお家に住んでみたい」
彼女は青ざめたまま、ソファの端に小さく座った。
肌の話をしていた時の勢いは、どこにもなかった。
「わ、私、用事を思い出したから」
そう言って、逃げるように帰っていった。私は玄関で、笑顔で手を振った。
「気をつけて帰ってね」
あんなに人の見た目を品定めしていた人が、自分の暮らしを見られた途端に縮こまる。その落差に、胸のつかえがすっと下りた。
次に会った時、彼女はもう私の肌の話をしなかった。目も合わせようとしない。人をけなして得意になる人ほど、自分より上を見せられると、あっけないのだと知った。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














