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2026.07.17(Fri)

「お昼ごはんは作っておいてね」用件と要求だけ残して去っていくママ友。だが、本音をぶつけた結果

「お昼ごはんは作っておいてね」用件と要求だけ残して去っていくママ友。だが、本音をぶつけた結果

朝、玄関先での押しつけ

同じ棟のママ友は、いつも用件だけを一方的に置いていく人だった。

その朝も、彼女は子どもを連れて玄関のインターホンを鳴らした。まだこちらが身支度も済んでいない時間だった。

「ちょっと出かけるから、この子見ててもらえる?」

断る隙も与えず、子どもを上げてくる。

そして、思い出したように付け加えた。

「お昼ごはんは作っておいてね」

いらないとも、お願いとも言わない。

ただの決定事項のように、それだけを言い置く。

「この子、和食は食べないから。オムライスがいいわ」

「ケチャップライスは甘めで、卵はとろっとさせてね」

「あ、それと飲み物は麦茶ね。うちの子、それしか飲まないの」

注文だけを並べ終えると、彼女は「じゃ、よろしく」と背を向けて、さっさと歩いていってしまった。

まるで、うちが無料の託児所つき食堂だとでも思っているようだった。

思い返せば、彼女がわが子を連れてくるたび、私は何かしらを負担させられていた。

おやつを用意し、飲み物を出し、昼まで面倒を見る。それが当たり前のように、繰り返されていたのだ。

やんわりと、けれど確かに

その日はひとまず子どもを預かり、オムライスを作って食べさせた。

けれど、こんな朝を繰り返すわけにはいかない。

次に彼女が同じ調子で子どもを連れてきたとき、私は笑顔のまま、けれどはっきりと伝えた。

「ごめんね、お昼はうちでは用意できないの」

彼女の顔から、すっと表情が抜けた。

「え、いつも作ってくれてたのに?」

「うん、でも、うちも食堂じゃないから」

やわらかい口調のまま、私は一歩も引かなかった。

彼女は何か言いかけて、けれど言葉にならず、口ごもったまま黙り込む。

気まずい沈黙のあと、彼女は「……そう」とだけ残して、子どもの手を引いて帰っていった。

あの朝以来、彼女が用件と要求だけを置いていくことはなくなった。会えば挨拶はする。けれど、こちらの都合をまるで考えないあの押しつけは、もう影をひそめていた。

やんわり突き放しただけで、こんなに気持ちが軽くなるとは思わなかった。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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