「あなたの秘密、黙っててあげる」夫に執拗に迫り続けてきた図々しい元カノ。だが、夫の一言で状況が一変
園で再会した元交際相手
息子の保育園に転園してきた親子。
その母親は、夫の中学時代の元交際相手だった。
偶然の再会かと思っていたが、彼女の目的は、すぐに分かった。
「久しぶり。運命的だと思わない?」
送り迎えのたび、彼女は夫のそばに来ては、思わせぶりな言葉を並べるようになった。
「あなたの秘密、黙っててあげる」
そう耳打ちしては、夫の顔色をうかがう。
まるで、弱みを握っているとでも言いたげだった。
夫に聞いても、やましいことなど何もないという。
ただ昔付き合っていた、それだけの関係だと。
けれど彼女は、こちらの平穏など、はなからどうでもいいようだった。
夫がそっけなくしても、まるでこたえていない。翌日にはまた、当たり前のような顔で近づいてくる。その神経の図太さに、私は言葉を失いかけた。
けれど彼女は、その昔をちらつかせては、夫に付きまとってきた。
図々しさが招いた退散
彼女の行動は、だんだん露骨になっていった。
我が家の車を覗き込み、息子にも近づいてくる。
「昔からの知り合いなんだって」
息子がそう言うのを聞いて、私は肝が冷えた。
しまいには彼女は、家に上がりたいとまで言い出した。
あまりの厚かましさに、あきれを通り越して腹が立った。
これ以上、家族の暮らしを引っかき回されて、たまるものか。
「ねえ、少しくらい昔のよしみで、仲良くしてもいいでしょ」
その言葉に、私は静かに首を振った。夫も、もう黙ってはいなかった。
「秘密なんてない。君と話すことなんて、何ひとつない」
夫がそう言い放つと、彼女の表情が固まった。
「そんな、ひどい…私はただ」
言い募ろうとする彼女に、私は正面から向き合った。
「主人が迷惑しています。もう、近づかないでください」
彼女の顔から、血の気が引いていった。
「……もういい。バカみたい」
捨てぜりふのように言い残すと、彼女はきびすを返して去っていった。
その後、私たちは園にも相談し、時間をずらして送り迎えができるよう取り計らってもらった。
彼女が夫に近づくことは、二度となかった。すれ違っても、目を合わせようとはしない。あんなに強気だった人が、今ではこそこそと園を出ていく。
夫婦で並んで拒んだあの日から、私たちの日常に、余計な影は差さなくなった。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














