「キャンセル料4000円ずつね」合意なく日程を決めたママ友。だが、正論をぶつけられた結果
相談ぬきで決まっていた日程
家族ぐるみで仲良くしている、四家族のママ友グループがありました。子ども同士も気が合い、しょっちゅう一緒に遊んでいる間柄です。
あるとき、そのうちの一人が、こう切り出しました。
「うちの行きつけのキャンプ場に、みんなで行こうよ」
いいね、と全員で盛り上がったものの、その日は日にちまで決めずに解散しました。
ところが次の日、グループのメッセージを開いて、私は目を疑いました。
「◯日から予約とったよ」
誰にも日程の相談はなく、参加するかどうかの確認もないまま、話が勝手に進んでいたのです。
他のママたちも戸惑っているのが、ぽつりぽつりと届く短い返信から伝わってきました。
それでも、角を立てたくないのか、誰もはっきりとは言い出せずにいたのです。
「4000円ずつね」の一言に絶句
あいにく私も、他の二家族も、その日は都合がつきませんでした。私は当たり障りなく返しました。
「ごめん、その日は無理そう。また、みんなの都合が合う日にしようよ」
すると、彼女の返信は一変しました。
「キャンセル料4000円ずつね」
行かないならキャンセル料を払え、というのです。
しかも「うちの家族だけは予定どおり行く」とのこと。
参加の返事もしていない集まりに、なぜお金を払わされるのか、まったく理解できませんでした。
それでも私は感情的にならず、事実だけを並べて返しました。
「日にちも相談されていないし、行くとも言っていないよね。それでお金を払うのは、納得できないな」
「もしキャンプ場さんに迷惑がかかるなら、私から直接お詫びの連絡をするよ。だから、お店の名前を教えて」
その瞬間、あれほど勢いよく届いていた返信が、ぴたりと止まりました。
既読はついています。けれど、彼女はもう、何も言い返してきませんでした。
しばらくして、短い一文だけが届きます。
「もういい。うちだけで行くから」
それを最後に、彼女はグループから静かに姿を消しました。誰かに何かを言うでもなく、ただ、やり取りにいっさい顔を出さなくなったのです。
後日、別のママがそっと打ち明けてくれました。
「はっきり言ってくれて、助かった。実は前にも、似たようなことがあったの」
結局、あの日のキャンプに、他の家族が参加することはありませんでした。無理に予定を合わせて、後味の悪い思いをせずにすんだのです。
強く出れば通ると思っていた人が、正論の前ではあっけなく引き下がる。その後ろ姿を見送りながら、長く胸につかえていたものが取れていくのを感じました。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














