tend Editorial Team

2026.07.17(Fri)

「キャンセル料4000円ずつね」合意なく日程を決めたママ友。だが、正論をぶつけられた結果

「キャンセル料4000円ずつね」合意なく日程を決めたママ友。だが、正論をぶつけられた結果

相談ぬきで決まっていた日程

家族ぐるみで仲良くしている、四家族のママ友グループがありました。子ども同士も気が合い、しょっちゅう一緒に遊んでいる間柄です。

あるとき、そのうちの一人が、こう切り出しました。

「うちの行きつけのキャンプ場に、みんなで行こうよ」

いいね、と全員で盛り上がったものの、その日は日にちまで決めずに解散しました。

ところが次の日、グループのメッセージを開いて、私は目を疑いました。

「◯日から予約とったよ」

誰にも日程の相談はなく、参加するかどうかの確認もないまま、話が勝手に進んでいたのです。

他のママたちも戸惑っているのが、ぽつりぽつりと届く短い返信から伝わってきました。

それでも、角を立てたくないのか、誰もはっきりとは言い出せずにいたのです。

「4000円ずつね」の一言に絶句

あいにく私も、他の二家族も、その日は都合がつきませんでした。私は当たり障りなく返しました。

「ごめん、その日は無理そう。また、みんなの都合が合う日にしようよ」

すると、彼女の返信は一変しました。

「キャンセル料4000円ずつね」

行かないならキャンセル料を払え、というのです。

しかも「うちの家族だけは予定どおり行く」とのこと。

参加の返事もしていない集まりに、なぜお金を払わされるのか、まったく理解できませんでした。

それでも私は感情的にならず、事実だけを並べて返しました。

「日にちも相談されていないし、行くとも言っていないよね。それでお金を払うのは、納得できないな」

「もしキャンプ場さんに迷惑がかかるなら、私から直接お詫びの連絡をするよ。だから、お店の名前を教えて」

その瞬間、あれほど勢いよく届いていた返信が、ぴたりと止まりました。

既読はついています。けれど、彼女はもう、何も言い返してきませんでした。

しばらくして、短い一文だけが届きます。

「もういい。うちだけで行くから」

それを最後に、彼女はグループから静かに姿を消しました。誰かに何かを言うでもなく、ただ、やり取りにいっさい顔を出さなくなったのです。

後日、別のママがそっと打ち明けてくれました。

「はっきり言ってくれて、助かった。実は前にも、似たようなことがあったの」

結局、あの日のキャンプに、他の家族が参加することはありませんでした。無理に予定を合わせて、後味の悪い思いをせずにすんだのです。

強く出れば通ると思っていた人が、正論の前ではあっけなく引き下がる。その後ろ姿を見送りながら、長く胸につかえていたものが取れていくのを感じました。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

RANKING

OTHER ARTICLES

NEW 2026.10.16(Fri)

「でも、父は叔父さんを信じて貸したのよ」15年前の100万円をめぐり、母が法事の席で明らかにした記録
tend Editorial Team

NEW 2026.10.16(Fri)

「そんなの知らん、100円安かったはずだ」特売価格を譲らない男性が、持参した広告の日付を見て黙った瞬間
tend Editorial Team

NEW 2026.10.16(Fri)

「来年度は仕事が忙しいので」と役員のくじを引かなかった母親。翌年も帰ろうとした彼女に、会長が説明した新しい決まり
tend Editorial Team

RECOMMEND

2025.11.05(Wed)

公園で「ボール投げ禁止!帰れ!」と怒鳴る老人。でも翌日、その理由を知って胸が熱くなった【短編小説】
tend Editorial Team

2026.03.30(Mon)

「なんで私だけ席が違うの?」学生時代の友人の結婚式。席次表を見ると、なぜか私だけ1人ぼっち、理由を聞くと最悪な事実が発覚
tend Editorial Team

2025.11.08(Sat)

「わたしはミナトがクズというより鮎美が無理派。」勝男の成長著しい中“重い女”に次なる試練が…SNSでは厳しい声も
tend Editorial Team