「大丈夫で片づけないで」育児の不安をいつも軽く流すママ友。だが、私が初めて本音を伝えた瞬間
相談するたび返ってくる「大丈夫」
同じくらいの年齢の子どもを育てているママ友とは、近所の公園で顔を合わせるうちに親しくなりました。
子どもの話ができる相手がいるのは心強く、最初のころは私もよく育児の悩みを話していました。
けれど、いつからか彼女に相談したあとは、話す前より気持ちが重くなることが増えていったのです。
ある日、子どもの食事がなかなか進まず困っていると話したときのことでした。
「最近、食べてくれない日が多くて。どうしたらいいのかなって悩んでて」
すると彼女は、あっさりと言いました。
「考えすぎだよ。うちもそんな時期あったけど、気にしなかったよ」
別の日、夜なかなか寝てくれず疲れているとこぼしたときも同じでした。
「みんな通る道じゃない?そのうち落ち着くって」
励ますつもりなのだろうとは思っていました。それでも私が欲しかったのは、「大変だったね」と少し話を聞いてもらうことでした。
ところが彼女と話すと、最後はいつも「気にしすぎ」「大丈夫」で終わります。
次第に私は、公園で彼女を見かけても、自分の悩みを話さなくなりました。
初めて伝えた本音
ある日の夕方、子どもを遊ばせながらベンチで話していたときのことです。
私が何気なく「最近ちょっと疲れてて」と口にすると、彼女はいつものように笑いました。
「また考えすぎてるんじゃない?大丈夫だって」
その言葉を聞いた瞬間、それまで飲み込んできた気持ちが口からこぼれました。
「ごめん。でも私、大丈夫って言ってほしくて話してるわけじゃないんだ」
彼女は少し驚いたようにこちらを見ました。
私は続けました。
「悩んでるときに『気にしすぎ』って言われると、私にはちょっとつらくて。答えが欲しいんじゃなくて、聞いてもらいたいだけのときもあるんだ」
しばらく黙ったあと、彼女は小さくうなずきました。
「そっか。励ましてるつもりだった。ごめんね」
その場で言い争いになることもなく、それ以上深い話をすることもありませんでした。
ただ、その日を境に、私は彼女との付き合い方を少し変えることにしました。
公園で会えば普通に話す。でも、無理に悩みを打ち明けない。連絡にも、自分に余裕があるときだけ返すようにしました。
距離を取ったからといって、彼女が嫌いになったわけではありません。
ただ、何でも話せる相手でなくてもいいのだと気づいただけです。
今でも会えば子どもの近況を話したり、世間話をしたりします。以前より少し距離はできましたが、むしろそのくらいのほうが、お互いに気楽に付き合えるようになりました。
人によって、励まされてうれしい言葉も、聞いてほしい距離感も違います。無理に合わせ続けるより、自分が疲れない付き合い方を選んでもいいのだと思った出来事でした。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














