tend Editorial Team

2026.07.20(Mon)

「来なくていい。君は家族じゃないんだから」結婚一年目、お盆の帰省になぜか連れて行こうとしない夫。翌年、義母の電話で夫の嘘が露呈

「来なくていい。君は家族じゃないんだから」結婚一年目、お盆の帰省になぜか連れて行こうとしない夫。翌年、義母の電話で夫の嘘が露呈

記念日を決めたのは、夫だった

「君の誕生日がお盆にあるんだから、記念日もその日にしよう」

そう提案したのは夫のほうだった。入籍の日取りを話し合っていたとき、得意げにそう言った夫に、私もうれしくてうなずいた。

ところが結婚一年目の夏。お盆の予定を尋ねると、夫は「親戚の集まりがあるから、俺だけ実家に行く」と言い出した。

私が「私も挨拶に行かなきゃ。お墓参りもあるよね?」と返すと、返事はこうだった。

「来なくていい。君は家族じゃないんだから」

入籍したはずの相手から、家族じゃないと言われる。

抗議しても「俺の家族の集まりに、なんで君が?」と返ってくるだけだった。

それでも、その日は初めての結婚記念日で、私の誕生日でもある。

夫の実家までは車でたった30分の距離だ。夜には戻ってくるものだと思っていた。

「何時ごろ帰ってくる?ケーキ、買っておこうか」

「泊まりだから」

「え、泊まるの?」

「酒飲みたいし!」と悪びれもせず言い切って、夫はさっさと荷物をまとめ始めた。

義母の電話で、夫の嘘が割れた

初めての記念日は、一人分のケーキと一緒に過ぎた。

翌日の昼過ぎ、二日酔いで手ぶらの夫が何の連絡もなく帰宅し、「疲れた」と夕方まで二度寝。起きるなり、私が自分で買ったケーキを平らげた。

そのまま一年が過ぎ、次のお盆が近づいたころ、義母から電話がかかってきた。

「今年もお盆は来られないの?」

「今年も」という言葉が、妙に引っかかった。

「去年のこと、どうお聞きになってますか?」

「あなたの都合がつかなかったって」

去年の夏が、そっくりそのまま戻ってきた。私は静かに答えた。

「家族水入らずで過ごしたいと言われたので、部外者の私は遠慮したんです」

受話器の向こうで息を呑む音がした。義母は一つずつ事情を確かめると、「そんな話は聞いてない」と声を落とし、最後には何度も私に頭を下げた。

その日の夕方、帰宅した夫がスマホを見て固まった。

義母からの長いメッセージが並んでいたらしい。慌てて実家へ電話をかけた。

「違うんだって、あれは……」

言葉は途中で途切れ、そこからは「はい」と「ごめん」しか聞こえてこなかった。

三十分近く説教され、通話を切った夫の顔は、青ざめを通り越してげっそりしていた。

「……来年は、二人で行くから」

白旗だった。

「そうしてください。私、家族なので」

夫は何も言い返せず、目を伏せた。

今では、お盆が近づくと夫のほうから「今年は日帰りにしよう」と切り出してくる。30分の距離を、私は毎年、助手席で越えている。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

RANKING

OTHER ARTICLES

NEW 2026.10.24(Sat)

「こっちは仕事してるんで」ホテルの朝食会場で席を空けない男性。だが、女性スタッフの案内で状況が一変
tend Editorial Team

NEW 2026.10.24(Sat)

「そっちが打ち間違えたんだろう?」病院の会計で怒鳴る男性。だが、上長が明細の一行を指さした瞬間、態度が一変
tend Editorial Team

NEW 2026.10.24(Sat)

「大事な人へのプレゼントなんです」恋人への贈り物だと張り切った店員。数日後、恥ずかしい勘違いが発覚
tend Editorial Team

RECOMMEND

2026.09.23(Wed)

「夕飯どうするの?」高熱で寝込む妻に食事を尋ねた夫、後日見せられた家事の一覧に言葉を失った
tend Editorial Team

2026.09.30(Wed)

「ツツジの枝が毎年折れるんです」よその塀に網戸を干すお隣さん。枝が折れるツツジを前に、僕は初めて声をかけた
tend Editorial Team

2025.12.10(Wed)

「やりすぎ?」「徹底的にやって欲しい」と賛否両論。ハライチ岩井、誹謗中傷をうけ「お前のことは絶対に特定する」と宣言
tend Editorial Team