「これからは帰省するとき、私が手土産を用意しますね」夫を通して聞いた義母の小言。だが、私が直接伝えた考えとは
帰りの車で、夫から聞かされた義母の言葉
結婚して初めて義実家へ帰省したとき、私は手土産を持っていきませんでした。
私の実家には帰省のたびに何かを持参する習慣がなく、夫からも特に何も言われていなかったため、義実家でも同じ感覚でいたのです。
その日は義両親とお茶を飲み、夫の子どもの頃の話を聞いて、夕方には家を出ました。何事もなく終わったと思っていた帰り道、運転していた夫がふいに言いました。
「母さんが、お姉さんはお中元もお歳暮も、手土産のお菓子も持ってくるのにって言ってたよ」
私はすぐには返事ができませんでした。義母には義母なりの習慣があり、何も持たずに来た私を気にしたのでしょう。それ自体は理解できました。
ただ、私が引っかかったのは、義母から直接ではなく、夫を通して聞かされたことでした。
夫も責めるつもりではなく、聞いたことをそのまま伝えただけなのだと思います。それでも、これから何かあるたびに同じ形で伝わってくるのは嫌だと感じました。
次の帰省では、自分の口から伝えることにした
次に義実家へ行く日、私は近所の店で小さなお菓子を買いました。高価なものではありません。自分の実家へ行くときにも、同じくらいの手土産を用意することにしました。
義実家に着くと、玄関で義母に紙袋を渡しました。
「これからは帰省するとき、私が手土産を用意しますね」
義母は少し驚いた顔をしましたが、すぐに紙袋を受け取りました。
「そうなの。ありがとう」
それ以上、この前の話を持ち出すことはありませんでした。私も義母を責めたかったわけではありません。ただ、自分のことを夫への伝言だけで決めたくなかったのです。
それからも帰省のときには、無理のない範囲で手土産を持っていくようになりました。義母からそのことで何か言われることはなく、夫から「母さんがこう言ってた」と聞かされることもなくなりました。
今も義母とは年に何度か会います。特別に仲が良くなったわけでも、親族づきあいが大きく変わったわけでもありません。ただ、玄関で「これ、みなさんでどうぞ」「ありがとう」と短くやり取りするだけで済むようになりました。
習慣が違うなら、その都度話せばいい。夫を間に挟まず、一度自分の口で伝えたことで、以前より気楽に義実家へ行けるようになりました。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














