
入学祝いで5倍の格差も。多様化する高校選びの裏で根深く残る偏差値至上主義の歪み
全国各地で入学式が執り行われ、新生活への期待に胸を膨らませる親子が多いなか、親族間での学歴格差が深刻な火種となっています。近年、大阪府をはじめとする都市部では私立高校の授業料無償化が進み、公立高校の定員割れが相次ぐなど、高校受験のあり方は大きな転換期を迎えています。偏差値だけで学校を選ばない層が増える一方で、いまだに古い価値観に縛られ、身内を傷つける事例が後を絶ちません。
会社員のMさんは、長男の高校合格を家族で喜んでいた矢先、義母から衝撃的な言葉を投げかけられました。Mさんの息子さんは、幼少期から得意だった手先の器用さを活かすため、専門的な学びができる工業系の公立高校へ推薦入試で合格。将来を見据えた前向きな選択でしたが、義母は『偏差値45の高校の制服を着て、おばあちゃんの家の近くを歩かないでね』と言い放ったのです。
さらに追い打ちをかけたのが、親族間でのあからさまな格差でした。県内屈指の進学校に合格した義兄の息子には5万円の入学祝いが渡された一方で、Mさんの息子には1万円のみ。この露骨な扱いに、SNS上では多くの声が上がっています。
『今後ホワイトカラーの仕事は減り、確かな技能を持つブルーカラーの仕事は手堅く残り賃金も増えていく。将来は有望だと思います』
『今の工業高校生は大企業含めて超売り手市場。在校中に資格取得もするので即戦力なんです』
『制服でどこの学校か分かるのは、学力だけでなくデメリットもある。人によっては制服で学校を決める人がいるぐらい重要ポイントではある』
一方で、厳しい現実を指摘する意見も見受けられます。
『社会に出ると学歴は関係ないっていう人もいるけど、生活には学歴は関係するし、高校入学時点で概ねその後の収入が決まる。出身大学のレベルは生活レベルに直結しているのが事実』
専門性を重視する実利的な選択と、いまだ根強いブランド志向。価値観が多様化する現代において、偏差値という物差しだけで子供の可能性を測る行為は、もはや時代錯誤と言えるのかもしれません。しかし、現実的な待遇差が存在する以上、この論争は今後も形を変えて続いていきそうです。
一番大切なのは、周囲の評価に振り回されず、本人が選んだ道でいかに自分を磨いていけるかではないでしょうか。
周囲の大人には、その努力を等しく祝福する包容力が求められています。














