
「お金さえあれば幸せ」は本当か? 莫大な資産を築いた先に見えた「幸せの天井」と賢いお金との付き合い方
「お金があれば、もっと自由になれるし幸せになれる」
そう信じて日々の仕事や家計管理に励んでいる方は多いでしょう。しかし、実際に大きな資産を築いた人は、どのような景色を見ているのでしょうか。
ある著名な投資家は、自身の経験から意外な事実を明かしています。それは、お金は不幸を回避するための「最強の盾」にはなるものの、必ずしも幸せを約束するものではない、という視点です。
この投資家が提示するのは「幸せの天井」という概念です。例えば、100円のアイスと1万円のアイスを比較した際、価格の差は100倍あっても、おいしさや感動が100倍になるわけではありません。ある一定のラインを超えると、支払う金額に対して得られる幸福感は伸び悩んでしまうというのです。
特に象徴的なエピソードが、かつて購入した「100万円の高級コート」の話です。手に入れれば自信に満ちあふれるはずが、実際に待っていたのは「汚れたらどうしよう」「傷ついたら困る」という強烈な不安と緊張でした。結局、気兼ねなく着られる数千円のジャケットの方が、心穏やかに過ごせたと振り返っています。
このエピソードがSNSで紹介されると、多くの反応が寄せられました。
『僕は、そこまで高いものでありませんが、高いからよそ行きにとあまり履かなかった靴がいざ履くと劣化して履けなくなったり、高くてお気に入りだから着なかったら黄ばんだりすることがあります』
『100万円のコートも、ただ重荷になるならもったいないですよね。買える財力と、それを着る生活感が必ずイコールでもない』
一方で、お金があるからこそ選べる「選択肢」の重要性を指摘する声も目立ちます。
『100億でユニクロのダウンは買えるけど、1万円で100万円のダウンは買えない。「買えない」のと「買わない」の差を理解できるのはある程度の金があっての事だよ』
『その100万円のお陰でその考えに至ったのでしょう。なので、無駄遣いではありません。その経験がなければその考えに至らず、もっとお金があれば、お金がないから幸福とは言えない、という考えにとらわれます』
富裕層であれば100万円の服すら消耗品として扱えるのでしょうが、多くの人にとっては一生モノの覚悟が必要な金額です。
物にかけた喜びは時間とともに薄れていくという性質は、どんな層にも共通する真理かもしれません。














