「私も、彼と付き合っています」3年交際した彼の二股が発覚→相手女性と会って別れを決めた日
彼の部屋が写った一枚
大学時代から三年付き合っていた彼とは、お互いの両親にも紹介を済ませていました。
私は、このまま付き合いが続けば、いずれ結婚することもあるのだろうと思っていました。
ところが、ある時期から彼の様子が少し変わりました。
一緒にいるときもスマホを伏せて置き、通知が来るとすぐに画面を確認するようになったのです。
気にはなりましたが、それだけで浮気を疑うのも嫌で、しばらく何も聞かずにいました。
そんなある日、彼が見ていたSNSの画面に、何度か通知で見かけた女性の名前が表示されました。
嫌な予感がして、その女性の公開されている投稿を見てみると、一枚の写真に目が止まりました。
背景に写っていたのは、見覚えのあるソファでした。
何度も遊びに行っている彼の部屋にあるものと、どう見ても同じだったのです。
偶然かもしれない。そう思おうとしましたが、どうしても気になりました。
迷った末、私はその女性にメッセージを送りました。
彼の名前を出し、「どのような関係なのか聞きたい」とだけ伝えました。
しばらくして届いた返信を見て、手が止まりました。
「私も、彼と付き合っています」
その一文で、嫌な予感が現実になりました。
半年間、交際時期が重なっていた
メッセージだけでは分からないこともあり、私たちは数日後、カフェで直接会うことになりました。
向かいに座った彼女も緊張しているようでした。私も何から聞けばいいのか分からず、最初はぎこちない空気が流れていました。
先に口を開いたのは彼女でした。
「私は半年前から付き合っています。彼女はいないって聞いていました」
私は、自分は三年前から交際していて、お互いの両親にも会っていることを伝えました。
彼女は驚いたように黙り込みました。
「じゃあ、私と付き合い始めたときも…」
「私はまだ付き合っていました」
そう答えるしかありませんでした。
彼女はスマホを取り出し、彼と撮った写真を何枚か見せてくれました。
そこには、やはり私が知っている彼の部屋が写っていました。
私も自分の写真を見せると、彼女はソファを見比べて小さく息を吐きました。
さらに、お互いが彼と会っていた時期やメッセージの日付を確認していくと、半年ほど交際期間が重なっていることが分かりました。
「同じ時期に、私たち二人と付き合ってたってことですよね」
彼女が言いました。
「そうみたいですね」
口にすると、それまでどこか信じきれなかった事実が急に現実味を帯びました。
争う相手は彼女ではなかった
会う前の私は、相手の女性に対して腹を立てていました。
けれど、目の前にいる彼女も私の存在を知らされていなかったと分かると、その気持ちは少しずつ消えていきました。
「本当に知らなかったんです。ごめんなさい」
彼女がそう言ったので、私は首を振りました。
「私もあなたのことを知らなかったから。同じですよ」
どちらが本命だったのか、そんなことを確かめる気にもなりませんでした。
分かったのは、彼が私には彼女の存在を隠し、彼女には私の存在を隠していたということだけです。
「私たちが責め合っても仕方ないですね」
私が言うと、彼女も静かにうなずきました。
その日は、お互いに分かっていることを確認して別れました。連絡先は残しましたが、それ以降、彼女と会うことはありませんでした。
店を出たあと、私は彼に連絡しました。
「今日、彼女と会ったよ」
そう伝えると、彼はしばらく黙っていました。
やがて「ちゃんと説明する」と言い始めましたが、もう説明を聞いて関係を続ける気持ちはありませんでした。
「三年間ありがとう。でも、もう無理だから別れよう」
私はそう告げました。
三年間の交際がこんな形で終わるとは思っていませんでした。
ただ、何も知らなかった女性と争わずに済んだことだけはよかったと思っています。責めるべき相手を間違えずに済んだことが、せめてもの救いでした。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














