「子どもなんだから、少しくらいいいだろ」朝食会場で走り回る子供を注意された父親。だが、スタッフが正論を伝えた結果
にぎやかになった朝食会場
旅先のホテルで迎えた朝、私は同行した友人と朝食バイキングを利用していました。
まだ早い時間だったこともあり、会場は比較的落ち着いていました。
ところがしばらくすると、3人の小さな子どもを連れた家族が入ってきました。
両親は料理を取り終えると席につき、子どもたちには「好きなものを取っておいで」と声をかけていました。
ある程度自分でできる年齢だから大丈夫だと思っていたのでしょう。最初は私も、特に気に留めていませんでした。
しかし、子どもたちは次第に楽しくなってしまったようで、料理台の間を行ったり来たりしながら大きな声ではしゃぎ始めました。
「子どもなんだから」と反発した父親
そのうち、一人の子がフルーツを手で取ろうとしたため、近くにいたスタッフがすぐに声をかけました。
「こちらのお皿とトングを使ってくださいね」
子どもは一度うなずいたものの、今度は兄弟を追いかけるように料理コーナーを小走りします。
ほかのお客さんとぶつかりそうになる場面もありました。
近くにいた男性客が心配したのか、「危ないから、ここでは走らないほうがいいよ」と優しく声をかけました。
すると、それを聞いた父親が席から立ち上がりました。
「子どもなんだから、少しくらいいいだろ。わざわざ人の子に言わなくてもいいじゃないか」
怒鳴るほどではありませんでしたが、明らかに不満そうな口調です。
男性客も言い返すことはせず、「ぶつかったら危ないと思っただけです」と静かに答えていました。
スタッフが伝えたこと
そこへ、先ほど子どもに声をかけていたスタッフがやってきました。
「お子さまにも楽しくお過ごしいただきたいのですが、料理を運んでいるお客様もいらっしゃいますので、会場内では走らないようお願いいたします」
さらに、料理は備え付けのトングや皿を使って取ることも、改めて丁寧に説明していました。
父親はしばらく黙っていましたが、周囲の視線にも気づいたのでしょう。
「分かりました」と短く答えると、子どもたちを席へ呼び戻しました。
しかし子どもたちはすでに食事より遊ぶことに夢中になっていたようで、落ち着かせるのが難しかったのか、家族はほどなくして朝食会場をあとにしました。
誰か一人を悪者にして追い出すような対応ではなく、「みんなが利用する場所だから守ってほしいこと」をスタッフが淡々と伝えていたのが印象に残っています。
小さな子どもが旅行先ではしゃいでしまうことはあるでしょう。それでも、周囲に危険が及びそうなときには、大人がきちんと見ておく必要があるのだと感じた朝でした。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














