「ご飯は要らない」外で食べてきたのに連絡も入れない夫。だが、3日間家事をストライキした結果
深夜の玄関で吐かれた身勝手な宣言
幼い子供を寝かしつけたあと、私は夫の夕食を準備しながらリビングで帰宅を待っていた。
煮物を温めて、味噌汁の鍋を弱火にかけ、皿はラップをかけて卓上に並べてある。
連絡があれば仕舞っておくつもりだったが、その夜は音沙汰なし。日付をまたいだ頃、酔った夫が鍵をかちゃつかせながら玄関に現れた。
「ご飯は要らない」
言うだけ言って、夫はそのままシャワー室へ向かった。
事前に連絡をくれれば作らずに済んだのに、と漏らすと、湯気の中から面倒くさそうな声が返ってきた。
なら作るなと、もう何度目か分からないやり取りが繰り返された。
こちらが用意した手間と時間を、一切顧みない態度だった。
タッパーに料理を移し替える指先が、いつもより重たく感じられた夜だった。シャワーから出てきた夫は何事もなかったように寝室へ消え、私は一人で静かに食器を片付けた。
妻が決行した三日間の食卓ボイコット
翌朝、私は静かに腹を決めた。
夫の食事は今日からゼロにする。子供と自分が食べ切る量だけを買い、夕方の支度も二人分しか用意しない。
冷蔵庫を開けても、夫がつまめる残り物は何もない状態を保ち続けた。
買い物のレシートを見直すと、食費がいつもの半分以下になっていて、その数字を見てまた腹の底で何かが固まった。
初日、夫は冷蔵庫の前で固まっていた。
二日目、コンビニ袋を提げて帰ってきた夫が私に話しかけてきたが、私は子供の世話を理由にやり過ごした。
三日目の夜、ようやく夫はリビングで膝をそろえ、視線を落としたまま絞り出すように声をかけてきた。
「言い過ぎた、悪かったよ」
頭を下げる夫の姿に、私は短く頷くだけにとどめた。
翌日の玄関に置かれた詫びの大箱
その翌日の夕方、玄関先で控えめなチャイムが鳴った。配達員が抱えていたのは、大きめの保冷箱だ。
差出人欄に夫の名前が記されている。蓋を開けると、予約が半年待ちで有名な高級スイーツがぎっしりと詰められていた。
長年溜め込んだ不満が、冷たい甘さと一緒に喉の奥へ流れていった。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














