「全然気づかなかった、ごめんね」金属バットの音に悩んでいた私。だが、ママ友に相談すると状況が一変
洗濯物を干すたび、金属音が響いてきた
同じ住宅街に住むママ友の家では、庭にネットを張り、息子さんが野球の練習をしていました。
放課後や休日になると、ボールを打つたびに「カーン」という金属バットの高い音が響いてきます。
うちの洗濯物干し場は、その家の庭に近い場所にありました。外へ出た瞬間に音が鳴ることもあり、思わず肩が揺れることもあります。
一度や二度なら気にならなかったと思います。けれど練習が始まると何度も続くため、いつの間にか洗濯物を干しながら音のするほうを気にするようになっていました。
ただ、なかなか本人には言えませんでした。
子ども同士の付き合いもありますし、顔を合わせれば普通に話す相手です。野球を頑張っていることも知っていたので、「うるさい」と責めるような言い方にはしたくありませんでした。
責めるのではなく、聞こえていることだけ伝えた
ある休日の朝も、洗濯物を干している途中で金属音が何度も響いてきました。
このままずっと我慢するより、一度きちんと伝えたほうがいいのかもしれない。そう思い、その日の午後、顔を合わせたときに声をかけました。
「ちょっと言いにくかったんだけど、野球の音、うちの庭までけっこう響いてるんです」
するとママ友は、驚いたようにこちらを見ました。
「え、そんなに響いてたの?ごめん、全然気づかなかった」
家の中にいると、そこまで大きな音には感じていなかったそうです。
「洗濯物を干してるときに、急に鳴るとびっくりすることがあって」
そう続けると、ママ友は申し訳なさそうに何度もうなずきました。
「そうだったんだ。教えてくれてありがとう。息子とも話してみるね」
言い訳をされたり、気まずい空気になったりすることを少し覚悟していただけに、その返事にはほっとしました。
練習の仕方が少し変わった
それから、庭での練習は素振りが中心になりました。
ボールを打つ日は以前より短い時間にしているようで、金属音が長く続くこともほとんどなくなりました。
数日後、洗濯物を干していると、垣根の向こうからママ友の声がしました。
「最近、音どう?前より大丈夫かな」
「うん、かなり気にならなくなったよ。ありがとう」
それだけの短いやり取りでした。
ずっと言い出せずにいた私は、少し拍子抜けしたくらいです。
相手に悪気がなくても、自分の家から出ている音が周りでどのくらい聞こえているのかは分からないことがあります。
我慢し続けるのでも、いきなり責めるのでもなく、まず困っていることをそのまま伝えてみる。今回は、それだけでお互いに無理のない形を見つけることができました。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














