tend Editorial Team

2026.10.25(Sun)

「子どものためでしょ。仕事、休めるでしょう?」保護者会で2度迫られた私。だが、コーチが示したクラブの決まりで空気が一変

「子どものためでしょ。仕事、休めるでしょう?」保護者会で2度迫られた私。だが、コーチが示したクラブの決まりで空気が一変

保護者会で広げたシフト表

息子が所属するクラブの保護者会で、次の会議の日程を決めることになりました。

集まった保護者は10人ほど。

私はパート先のシフト表を持参し、参加できる日と難しい日を確認していました。

家庭や仕事の事情はそれぞれ違います。

全員の希望を聞きながら、なるべく多くの人が参加できる日を探していました。

「この週の後半なら、仕事が終わってから参加できます」

私がそう伝えると、別の保護者からも声が上がりました。

「うちは上の子の送り迎えがあるから、夕方はちょっと難しいかな」

ところが、まとめ役のママが私のシフト表をのぞき込み、ある日を指さしました。

「ここ、休めないんですか?」

「すみません。その日は代わりに入れる人がいなくて、どうしても休めないんです」

すると、そのママは少し不満そうな顔をしました。

「でも、子どものためでしょ。仕事、休めるでしょう?」

私は返事に困りました。確かにクラブの活動も大切ですが、急に仕事を休めば売り場の人手が足りなくなってしまいます。

「私もできれば参加したいんです。でも、その日だけは難しくて…」

そう説明しても、ママは引き下がりません。

「子どものためでしょ。仕事、休めるでしょう?」

同じことを2度言われ、胸が苦しくなりました。

周りの保護者も黙ってしまい、私はそれ以上何も言えず、開いていたシフト表をそっと閉じました。

コーチが示したクラブの決まり

ちょうどそのとき、練習を終えたコーチが部屋に入ってきました。

コーチは私たちの様子に目を向けると、会議の日程調整について、落ち着いた声で説明を始めました。

「会議は、来られる保護者だけで進めて大丈夫ですよ」

そして、日程の決め方についても話してくれました。

「多数決で決めましょう。欠席する方には、あとから記録を回すことになっていますから」

コーチはクラブの決まりを確認するように、同じ内容を何度も説明しました。

そのあと、会議の進め方が書かれた紙を全員に配りました。

そこには、参加できる保護者で会議を進め、欠席者には記録を届けることが明記されていました。

隣の席の保護者も、その部分をじっと読んでいます。

「あれ、そうでしたっけ…」

まとめ役のママは小さくつぶやき、紙に目を落としました。

それ以上、私に仕事を休むよう求めることはありませんでした。

「じゃあ、日程を決めましょうか。手を挙げてください」

コーチの声で多数決が始まり、次の会議の日が決まりました。

選ばれたのは、私も仕事のあとに参加できる日でした。

その夜、別のママから電話がかかってきたので、昼間の出来事を話しました。

「仕事を休めるでしょって、2回も言われちゃって…」

「えっ、それ、うちも前に言われたことあるよ。今日は決まりを確認できてよかったね」

その言葉を聞いて、ようやく気持ちが少し軽くなりました。

次の集まりの日も、欠席したママに渡すための記録が、空いた席に置かれていました。

近くにいた保護者がその紙を手に取り、「これ、今日のうちに渡しておきます」と袋にしまいました。

仕事や家庭の事情で、どうしても参加できない日はあります。それでも無理なく協力できるように、クラブにはきちんと決まりがあったのです。

あの日、コーチがその決まりを確認してくれたことが、私には何よりありがたく感じられました。


※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

RANKING

OTHER ARTICLES

NEW 2026.10.25(Sun)

「お宅って、昼間は静かだよね」何げなく話したママ友。なぜ家の中の様子を知っているのか、理由を聞いて背筋が凍った
tend Editorial Team

NEW 2026.10.25(Sun)

「お客さんなんだから、座ってて」と言った義母。しかし食事中は妻にばかり用事を頼み、見かねた夫が動いた結果
tend Editorial Team

NEW 2026.10.25(Sun)

「ローンはいくら残ってるの?」夫の給料や住宅ローンをしつこく聞くママ友。だが、我慢せず正直な気持ちを伝えた結果
tend Editorial Team

RECOMMEND

2025.11.13(Thu)

ネット衝撃「完全に覚醒してる」「やれば出来るじゃん」「すごいね」と小泉進次郎氏の皮肉交じりの防衛論戦に絶賛の声相次ぐ
tend Editorial Team

2025.11.29(Sat)

「おこめ券」知られていない現状打破へ 農水省がオンライン説明会実施の狙いと鈴木農水相の回答に集まるSNSの賛否
tend Editorial Team

2026.01.22(Thu)

「イジメは絶対にいけません」「晒して叩く事は何?」と賛否の声。小林麻耶「自分の大切な人だったらと想像してください」といじ...
tend Editorial Team