「親孝行なんだからいいだろ」義実家のテレビと冷蔵庫を無断で買った夫。義母の言葉で発覚した後の、夫の態度に唖然
義母が口にした冷蔵庫の話
結婚して3年目の春、家計簿をつけていた私は、ここ数か月、カードの引き落とし額が以前より増えていることが気になっていた。
夫名義のカードではあるものの、引き落とされるのは生活費を入れている口座だ。
そのころは明細を細かく確認しておらず、夫が仕事の付き合いで使ったものだろうと思っていた。
そんなある日、夫の実家に新しいテレビが届いた。
配線が分からないと義母から頼まれ、休日に夫と二人で訪ねた。
私が配線を終えると、義父は新しい画面を見ながらうれしそうに言った。
「ありがとう。前のよりずいぶん見やすいよ」
「ちゃんと映ってよかったです」
すると、台所にいた義母がこちらへ声をかけた。
「冷蔵庫も助かってるのよ。前のは音が気になってたから」
「…冷蔵庫?」
思わず夫を見ると、夫は私と目が合った瞬間、すっと視線をそらした。
義実家で聞いた義母の言葉
帰宅してから、私は夫に聞いた。
「さっきのお義母さんの話、どういうこと?」
夫は少し黙ったあと、テレビも冷蔵庫も自分が買ったと認めた。
「両方とも、あのカードで買ったの?」
「そうだよ。俺名義のカードだし」
「名義の話じゃないよ。引き落としは生活費の口座でしょう。どうして相談してくれなかったの?」
夫は少しむっとした顔をした。
「親孝行なんだからいいだろ。別に無駄遣いしたわけじゃないんだから」
「親孝行が悪いなんて言ってない。いくらだったの?」
夫から金額を聞いて、私は思わずため息をついた。
「こんな大きな金額なら、先にひと言くらい言ってほしかった」
「必要なものだったんだよ」
夫はそう言って、話を終わらせるようにテレビをつけた。
夫との言い争い
朝の食卓に並べたカードの記録
翌朝、私は半年分のカード明細を食卓に並べた。
夫から聞いた購入時期と金額を照らし合わせると、家電量販店への大きな支払いが二つ見つかった。その月に生活費として残った金額も、明細の横に書き出した。
起きてきた夫は、食卓を見るなり足を止めた。
「…何これ」
「半年分の明細。昨日の話、このまま終わらせたくなくて」
「まだその話するの?」
「責めたいんじゃないよ。これだけ見て」
私は家計簿と明細を夫の前に置いた。
「親孝行することには反対してない。でも、この月はここから食費も日用品も出してたの。私はずっと、なんでこんなに余裕がないんだろうって思ってた」
夫は椅子に座り、しばらく明細の数字を追っていた。
「…思ったより残ってないな」
「そうだよ。あなた名義のカードでも、出ていくのは家のお金だから」
夫はしばらく黙っていたが、やがて小さく息を吐いた。
「俺、自分のカードだから、自分で払ってるような感覚になってた」
「でも、引き落とし口座は同じでしょう」
「うん…そこまで考えてなかった。ごめん」
そこで二人で話し合い、5万円を超える買い物は、買う前に必ず相談することにした。
今回の家電代についても、夫がお小遣いから毎月少しずつ家計へ戻すことになった。
夫と見た家計簿
その週末、夫は自分から実家へ電話をかけた。
「テレビと冷蔵庫のことなんだけど、俺、家でちゃんと相談しないまま買ってたんだ」
受話器の向こうで、義父が少し驚いたようだった。
「そうだったのか。だったら、次からは先に二人で話してからにしなさい」
夫は「うん、そうする」と短く答えた。
電話を切ったあと、夫は食卓に置いていた家計簿を見ながら言った。
「次からは、ちゃんと先に話すよ」
義実家への報告
親を思う気持ちそのものを止めたいわけではありません。
ただ、夫婦のお金を使うなら、どちらか一人だけで決めない。その線引きを、ようやく二人で共有できた出来事でした。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた50代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














