「えっ、嘘。何も聞いてないよ」久々に再会した親友が、私に結婚する事実を教えてくれなかったワケ
「おめでとう」よりも先に込み上げた、消えないモヤモヤ
大学の部活で、四六時中一緒にいた彼女。
練習で共に汗を流し、オフの日には二人きりで旅行へ。
何でも話せる、文字通りの「親友」でした。
けれど社会人になり、生活リズムが変わると、あんなに近かった距離も自然と遠のいていきました。
そんな彼女と久々に再会したのは、部活の仲間が集まった飲み会でのこと。
「うわあ、久しぶり!全然変わってないね」
「本当だ、懐かしい!あの合宿の夜のこと、覚えてる?」
お酒の力もあり、会話はあの頃のように弾みます。
数年間の空白なんてなかったかのように、笑い転げる楽しい時間。
けれど、その日の彼女から、特別な報告は何一つありませんでした。
事態が動いたのは、飲み会から数日後のこと。別の友人から届いた一通のメッセージがきっかけです。
「ねえ、彼女が結婚するって聞いた?相手、部活のあの先輩なんだって!」
スマホを持つ手が、わずかに震えました。
相手は私もよく知る、部活の先輩。
「えっ、嘘。何も聞いてないよ」
あんなに楽しく飲んでいたのに、なぜ彼女は一言も触れなかったのか。
お祝いしたい気持ち以上に、胸を支配したのは「隠されていた」という強い疎外感。
親友だと思っていたのは、私だけだったのかもしれない。
そんな悲しみが、じわじわと波のように押し寄せました。
真実を知って気づいた、優しさと「やっぱり寂しい」の正体
さらに後日、共通の知人から衝撃の事実を聞かされることになります。
「実はね、あの先輩、昔あなたのことが本気で好きだったらしいよ。彼女もそれを知っていたから、報告しづらかったんじゃないかな」
点と点が、一本の線でつながった瞬間でした。
(……そうだったんだ。だから、あんなに言葉を濁していたの?)
彼女なりの配慮だったのでしょう。かつて先輩が想いを寄せていた私に対し、自分がその人と結婚すると告げるのは、あまりに気まずいと感じたのかもしれません。
私を傷つけたくないという、彼女なりの「優しさ」だった。
でも、40代になった今振り返っても、やっぱり寂しさは消えません。
「水臭いよ。なんで言ってくれなかったの」
気まずくても、苦笑いしながらでもいい。
彼女の口から直接、幸せの報告を聞きたかったのです。
配慮という名の壁によって、大切だった友情に距離ができてしまったあの日。
今でもふとした瞬間に、当時の切ないモヤモヤが胸をかすめます。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














