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2026.06.16(Tue)

妻「借金やめるって、言ったよね」→「事情があるんだよ」と出産祝いと合わせて212万円使い込んだ夫→別居した時の夫の態度とは

妻「借金やめるって、言ったよね」→「事情があるんだよ」と出産祝いと合わせて212万円使い込んだ夫→別居した時の夫の態度とは

届いた一通の封筒

その封筒は、夫が郵便受けから慌てて抜き取ろうとしたところを、たまたま私が先に手にした。

差出人は、消費者金融。

「これ、何の封筒?」

「……開けるな。なんでもないから」

奪い返そうとする手を避けて封を切ると、そこには借金の催促が記されていた。

問い詰めると、夫の口から出たのは200万という数字だった。

妊娠中に貯金120万を使い込まれたのは、つい先月のこと。

あのとき夫は「もうやめる」と誓ったはずだった。

「借金やめるって、言ったよね」

「ああ、やめるって言っただろ」

「今は、ちょっとした事情があるんだよ」

言い訳が、するすると出てくる。その滑らかさが、かえって怖かった。

空っぽのご祝儀袋

嫌な予感がして、私は引き出しの奥から、生まれてくる子への出産祝いの袋を取り出した。中を確かめた瞬間、指先が冷たくなった。

合計12万円。

お祝いのお金まで、一円残らず消えていた。

「この子のお金まで、抜いたの」

「返す。絶対に返すから」

「貯金も借金も、全部そう言って、何も返ってきてないよ」

「今回は違う。本気で立て直すから」

「立て直すお金が、もう一円も家に残ってないの」

夫は何も言えず、ただ視線を床に落とした。

かつての私なら、ここで泣き崩れていただろう。でも、お腹の子が、そうさせなかった。

その夜のうちに、私は通帳の引き出し履歴、借金の証書、空のご祝儀袋を、一つずつ写真に残した。

記録は、何よりも強い。涙ではなく、証拠を集めた。

翌朝、私はその写真を実家と義実家の両方に送った。事実だけを、淡々と。やがて義父母から返ってきたのは「これは庇えない。あなたとお腹の子を第一に」という言葉だった。

線を引いた日

私は別居を選んだ。

子どもと自分の生活を守るために、夫と家計の線を引いたのだ。

給与の振込先を変え、お金の出入りを夫から分けた。

これ以上、勝手に手をつけられない仕組みを、自分で作り上げた。

後日、夫が玄関先で頭を下げた。

「やり直そう。今度こそ本気だ」

「返してから話そう。それまで、この子と私のお金には、二度と触らせない」

「冷たいじゃないか。夫婦だろ」

「夫婦のお金を、黙って使ったのはどっち」

夫は反論しようとして、言葉に詰まった。あれだけ軽く「やめる」と繰り返していた人が、私の落ち着いた声に、ただ立ち尽くすしかなかった。

お金は、まだ一円も戻っていない。それでも構わない。守るべきものを守り抜いたとき、私は自分が思っていたよりずっと強いと気づいた。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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